＜巨・D＞7回、ソロを放ったオースティンを出迎える三浦監督（撮影・西尾　大助）

　◇セCSファイナルステージ第2戦　DeNA2ー1巨人（2024年10月17日　東京D） 【写真】＜巨・D＞5回、森敬の先制適時打で生還した宮崎を出迎える大貫（中央）らDeNAナイン 　日本シリーズ進出を懸けシーズン1位の巨人と同3位のDeNAが対戦する「2024　JERAクライマックスシリーズ（CS）　セ」は17日、東京ドームでファイナルステージ第2戦が行われ、DeNAが連勝。2勝1敗とし2017年以来7年ぶりの“下克上”日本シリーズ進出に前進した。タイラー・オースティン内野手（33）が1―1の7回に勝ち越しのCS1号ソロを放った。先発の大貫晋一投手（30）は7回途中1失点の好投を見せた。 　前日は完封勝ちで1勝1敗のタイに持ち込んだDeNAが再び巨人に競り勝った。 　打線は相手先発・菅野の前に4回まで1安打に封じられる。しかし5回、先頭の宮崎が左翼線への二塁打を放つと、桑原が送って1死三塁。すると森が初球フォークをしぶとく中前に運び、2戦連続の先制に成功した。 　6回に同点に追いつかれ1―1となったが、直後の7回にオースティンがCS1号ソロを放ち再び勝ち越しに成功した。 　先発投手の大貫は変化球を中心にコースを丁寧に突く投球で、初回を3者連続空振り三振に斬る最高の立ち上がり。6回に岡本和に適時打され同点に追いつかれたが、追加点は許さなかった。2―1とリードした7回途中に降板。6回2/3、96球を投げ5安打1失点、7奪三振の好投だった。後を受けた坂本は、菅野の代打・秋広を空振り三振に斬る好救援を見せた。 　救援陣も伊勢、森原とつなぎ無失点で逃げ切り。チームはCSファーストSから4連勝を飾った。 　▼オースティン　ここまでなかなか思うようなバッティングができなかったが、なんとか自分のバッティングをしようと強い気持ちで打席に入った。菅野投手は日本を代表する投手で今季もなかなか打つことができなかったが、いい球がきたらしっかり仕留めようと思っていた。チーム一丸でいい野球ができている。また明日も同じような熱量を持って臨みたい。 　▼三浦監督　本当にしっかりとよく守り切ってくれた。（大貫は）素晴らしかった。1点取られはしたがよく踏ん張った。また明日に全神経を集中して準備したい。