JEEPのPHEVがカリフォルニアで活躍。海と山を攻める日常と、電気がもたらすメリット
アメリカ西海岸・カリフォルニア。彼の地を訪れたことがある人はわかると思うが、車なしの生活はまず考えられない。 ▶︎すべての写真を見る ひとり一台の所有は常識で、都市部でも、海沿いでも、移動手段の筆頭はマイカー。車とどう向き合っていくかがライフスタイルの一部であり、当然ながら、社会全体としてもトラフィックジャムや大気汚染などの環境問題に直面している。 こうした動向を受け、カリフォルニア州では2010年頃からZEV(ゼロエミッション車)の普及に力が入れられており、州内で販売する全新車について、35年までにZEVにすることを義務付ける知事令が発令されている。 つまり、今なお旧車を愛する風土が残りながらも、クリーンな電気の利用へ急速にシフトしつつある、きわめて最先端なエリアなのだ。
カリフォルニアで見つけたJEEPのPHEVライフ
今回取材したLA在住のティミー・カーハートは、2年前にJEEP(ジープ)のPHEV「ラングラー 4xe」を購入した。
「実は自動車ブローカーに7500ドルの補助金があるって話を聞いたのがきっかけなんだけど、僕にとっては最高の出会いだった。 電気モードを使えば、とても静かで機敏。それでいて僕の大好きな冒険に出るときは、普段どおりガソリンも使えるから、安心だよね。 たぶん、10年後のLAはほとんどの乗用車がEVになっていると思う。なぜなら、僕らの生活をより豊かにしてくれるからね」。
「LAは都市部でも、海沿いでも充電設備が揃っていて便利」との言葉通り、サンタモニカのビーチ沿いにあるパーキングにも充電器が。
「電源の確保で困ったことはほぼないかな。待ち時間は愛犬と戯れたり、スケボーに興じればいいしね」。
上の写真を見てもわかるように、過酷な雪山や大自然のなかに身を置くとき、いつも一緒にいるのがこの一台。
アクティブライフをとびきり豊かにしてくれる存在なのだ。 リッジプロダクション ファウンダー兼プロデューサー兼ディレクター ティミー・カーハートさん●カリフォルニア州ターザナ生まれ。ワーナーレコーズのA&Rを経て、2014年にメディアエージェンシー「リッジプロダクション」ridgeproduction.comを設立した。 Kyoichi Ichimura(Ocean Photo studio)、永瀬 歩、笹井タカマサ、鳥居健次郎、佐藤ゆたか=写真 Kazue Mizushima=コーディネーション 早渕智之、オオサワ系、八木悠太=文
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