【センバツ出場32校紹介】146キロ右腕・吉岡と、3番福田が軸、阿南光として初のセンバツで大暴れ狙う
2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【一覧】センバツ出場32校 【阿南光(徳島)=32年ぶり2度目】 1992年、新野として出場して以来、32年ぶりのセンバツ出場となる。学校の再編統合で阿南光となってからは初のセンバツ出場。徳島では3位、四国でも準優勝と頂点こそつかめなかったが、投打に高いレベルの軸がいて、全国でも十分に上位を狙える力はある。 阿南光の昨年秋の四国大会決勝のスタメンは以下の通り。 (左)福嶋 稟之介(2年) (一)西村 幸盛(2年) (中)福田 修盛(2年) (三)住江 慶次郎(2年) (投)吉岡 暖(2年) (遊)矢藤 颯太(2年) (捕)井坂 琉星(2年) (右)戸田 大貴(1年) (二)芝山 拓人(2年) チームの大黒柱といっていい吉岡 暖投手(2年)は146キロ右腕。182センチの長身を生かした縦に大きく落ちるカーブも武器だ。昨年秋の公式戦では8試合中、完投は7試合に上る。防御率も2.44と安定した力を見せ、素材の高さをアピールした。昨年秋の四国大会では4試合すべて完投。14四死球と制球力に課題は残したが、36回で35奪三振とパワフルな投球も目立った。 長打力を誇る福田 修盛外野手(2年)が打線の軸になる。昨年秋の四国大会準決勝では7回のソロアーチを含めて、5打数3安打3打点の活躍で、鳴門からの勝利に貢献。徳島大会準決勝で敗れたリベンジの立役者となった。2番の西村 幸盛内野手(2年)は四国大会4試合で18打数10安打、打率.556を残した。この2人がチームの得点源となる。 新野として前回センバツに出場した1992年は、横浜(神奈川)相手に初戦突破を果たすも、2回戦で敗れた。阿南光として初のセンバツの舞台では、8強入りが目標となる。 <阿南光の甲子園実績> センバツ=阿南光として初出場 ※新野高校として1度、1勝1敗(2回戦) 夏選手権=阿南光として1度、0勝1敗(初戦敗退) ※新野高校として1度、2勝1敗(3回戦) (カッコ内は最高成績) <阿南光の昨年秋の成績> ★徳島大会 2回戦 9-2 小松島西 準々決勝 15-4 小松島 準決勝 6-7 鳴門 3位決定戦 10-1 生光学園 ★四国大会 1回戦 6-2 丸亀城西(香川) 準々決勝 6-1 松山商(愛媛) 準決勝 6-3 鳴門(徳島) 決勝 1-5 高知(高知)