【阪神】岡田彰布監督「ゲッツー崩れでええんよ」ノイジーに「エラいな。あっち向いてホイ、ちゃうよな」一問一答
◆JERAセ・リーグ 広島1―7阪神(30日・マツダスタジアム) 阪神が3試合連続、今季10度目の逆転勝利で3連勝とした。先発の村上は今季初完投で2勝目。初回先頭の秋山に初球を右翼席に運ばれて先取点を許したが、その後のピンチを切り抜け、尻上がりに調子を上げた。打線は2回2死二塁で坂本が今季初打点となる同点打。4回無死満塁、坂本の二ゴロ併殺の間に勝ち越した。ノイジーが4安打の活躍を見せるなど、終盤にも加点。今季最多の貯金6で2位の巨人とのゲーム差を2・5に広げた。以下は岡田彰布監督の試合後の一問一答。 ―村上は初回、本塁打の後の無死一、二塁をしのいだ 「なあ。(27日の大竹に続き)2回目やな、初球ホームラン」 ―2点目を取られなかったのが大きい 「そうやな。まあ、そんな調子悪くなかったと思うしね。1点でしのいで徐々に、3回くらいからやな。カーブとか、うまくタイミング外すというか。なあ、持ち味が出だしたんがな」 ―最後まで投げ切った 「いや、球数も少なかったし、もう7回で『これ、120(球)までに収まるな』って言うとったから。最後までいかせようと思って」 ―四球を絡めて得点 「久々につながったな。ノイジーはえらいな、どしたんやろ、分からんけど。ちょっとバット立ってきたよな。言うてたようにな、寝かしてないもんな。打つ前に浮かしとるもんな、ちょっとな」 ―試合に出ながら状態を上げている 「そうそうそう。開幕の時そんなええことなかったけどな。ここ何試合かはホント、右の方にもうまいこと打ちよるしな。あれはちょっと『あっち向いてホイ』あったけど、『あっち向いてホイ』ちゃうよな、今日なんか。しっかり向こうに打ってるよな」 ―逆転勝ちが多い。2点目、3点目を与えていないから 「だから、この間の大竹にしてもな。1回、2回で取られとるけど1点、1点とか最少点に抑えとるから。そのくらいやったら何とかこう、2点打線じゃなしに、ちょっとあれから抜け出しとるからな」 ―昨年のように四死球を多く取っている 「そら向こうのピッチャー、相手次第やけどな。だいぶボール球も悪い頃に比べたら、やっぱり選んで振らんようになってな、全体的にな」 ―坂本が再三のチャンスで打点を 「あいつら2人、バッティング練習の時からようなっとるから、梅野と坂本。だからヒットが出そうな感じやもんな」 ―併殺崩れや犠飛でも点を取れた 「そや。大事なところで三振せえへんやんか。前に転がしたらな、ほんとゲッツー崩れでええんよ、1点でええんよ。だから結局7、8、9回とかな、あのへんで1点とか取れるだけでいいわけやからな」 ―6回の坂本の犠飛はファウルフライだった 「そら、向こうが捕りはったから(笑い)。捕ったなあ、と思ったけど」 ―4月が終了。チーム状態も上向いてきた 「そうやなあ。何試合か続けて2点しか取れん時に比べたら、つながって点が取れるようになってるから。先発もある程度点取ってくれると分かったら、先に取られても最少点で抑えていったら、逆転してくれると。逆転勝ちが多いと言っても、そんな劇的な逆転じゃないからな。やっぱり1点1点の積み重ねの逆転やから。その方が相手にはダメージ大きいかも分からんけどな、1点1点取られていく方が」
報知新聞社