【MotoGP】日本グランプリへ 25年ぶりの世界王者狙う佐々木歩夢が意気込み語る
オートバイレースの世界最高峰MotoGP 2023年シーズン第14戦日本グランプリ(9月29日~10月1日、日本・栃木/モビリティリゾートもてぎ) 【動画】日テレスポーツ公式YouTubeでは プレスカンファレンスなどもLIVE配信します! ついにやってくる年に一度の日本グランプリ。酷暑、猛暑も和らいだモビリティリゾートもてぎを舞台に世界中から集うライダーたちの熱いバトルが期待されます。 Moto3クラスの佐々木歩夢選手がチャンピオン争いでトップ(2人)と1P差の3位につけています。軽排気量クラスでの年間タイトル獲得となれば日本では25年ぶり3人目で通算5回目です。2012年に『Moto3』クラスとなってからは初の王者誕生なるでしょうか。
■佐々木歩夢選手が意気込みを語る
木曜日は走行はなしで、パドックでは金曜日のフリー走行などに向けて各チーム、ライダーたちが準備を急ピッチで進めます。そんな中、28日(木)、日テレスポーツ【公式】YouTubeのパドックLIVE配信で佐々木歩夢選手が今大会の意気込みを語りました。 「(今大会は)雨が降らないことを祈っています。(今季)まだ勝てていないので、ここでファンの皆さんの前でしっかり優勝したい。そのために集中して頑張ります」と柔らかい口調ながら、優勝を強く意識している様子でした。 ▽Moto3クラス 2023シーズン第13戦終了時点での上位ランキング 1 オルガド(スペイン/KTM) 174P 3勝 表彰台6回 2 マシア (スペイン/ホンダ) 174P 2勝 表彰台7回 3 佐々木歩夢(日本/ハスクバーナ)173P 表彰台7回 4 アロンソ(コロンビア/ガスガス)151P 3勝 表彰台4回 5 オンジュ(トルコ/KTM) 146P 2勝 表彰台5回 6 オルトラ(スペイン/KTM) 140P 2勝 表彰台2回
■軽排気量クラスでの日本人世界チャンピオン
CS放送日テレジータスの軽排気量クラスの解説でもおなじみの坂田和人さんは2度、世界チャンピオンに輝いています。まず1994年シーズン。全14戦のうち半分の7回、PPを獲得。優勝は3回、表彰台8回、コンスタントに表彰台にあがり、「ここは行ける」というグランプリで優勝を飾り、日本人初の125クラス(軽排気量クラス)でチャンピオンの栄冠を手にしました。 また4年のときを経て、1998年に2度目の世界チャンピオンになりました。日本人世界王者の中で世界王者『返り咲き』を達成したのは坂田さんだけです。佐々木選手は坂田さん以来、25年ぶりの軽排気量クラスの王者になれるかに注目です。 重要なのは「優勝」と「完走」です。今季13戦でまだ優勝がない佐々木選手。佐々木選手が最終戦まで戦い抜き、誰かと同ポイントで最終的に並んだときにものを言うのが「優勝回数」です。またノーポイントレース(転倒リタイアや16位以下のレース)をいかに少なくするか。佐々木選手は今季、7度表彰台にあがっていて、完走したレースはすべて7位以内。ノーポイントレースは2回と安定した形で過ごしています。 ちなみに1999年の125ccクラスの世界王者であるスペイン人のエミリオ・アルサモラさんはシーズン中の優勝『0』回でタイトルを手にしています。5勝を挙げたライバルとの最終的なポイント差はわずかに『1』でした。 ▽軽排気量クラス 日本人世界王者(全て125ccクラス) 1994 坂田和人 アプリリア 1995 青木治親 ホンダ 1996 青木治親 ホンダ 1998 坂田和人 アプリリア 【日本グランプリ 開催概要】 栃木県のモビリティリゾートもてぎで9/29(金)-10/1(日) 9/29(金) 3クラスのフリー走行など 9/30(土) 3クラスの予選+MotoGPクラススプリントレース 10/1(日) 3クラスの決勝