熱いオトコの旧車浪漫!「セリカターボIMSA-GTO」に憧れてトヨタ「コロナ」をカスタムしました
コロナをIMSA-GT仕様にカスタム
このクルマのオーナーは、愛知県のカスタムショップとして有名なOEPオカダエンタープライズの大空店長だ。若い頃にたまたま見かけた「セリカターボIMSA-GTO」の姿にひと目惚れ。いつかはあんなクルマに乗りたいと思い続け、大人になった大空さんは長年の夢だったクルマの製作に着手。どうせ作るなら、自分の思い出深い1台で、ということでトヨタ「コロナ」をベースにセリカターボIMSA-GTO仕様を完成させた。詳細を紹介しよう。 【画像】ド迫力のレーシングカースタイル!「IMSAセリカターボGTO」仕様のトヨタ「コロナ」を見る(12枚)
レーシングカーへの憧れから始まった
幼少期にスーパーカーに興味を持ち、漫画『サーキットの狼』を読んで育った昭和生まれのモータースポーツ好きにとって、とくに印象深いレースカテゴリーといえばシルエットフォーミュラGr.5になるだろう。見る者の視線を奪うオーバーフェンダーにエアダム方式のビックスポイラーを装着させたマシンは、見た目こそ市販車の面影を残すものの、ターボエンジン搭載によってビックパワーを得て、そのスピードと走りは迫力満点。サーキットでは、爆音とともに現れ、抜きつ抜かれつの壮絶なバトルを繰り広げたシーンは記憶として残っていることだろう。 そんなシルエットフォーミュラGr.5は欧州カテゴリーのレースであったが、北米では同様に作り込まれたマシンのことをIMSA-GTと定め、国際モータースポーツ協会(IMSA)が主催する「IMSA GT選手権」はツーリングカー最高峰のレースとして盛り上がりをみせた。 日本でもモンスターマシンと化したGr.5レースカー、そして、IMSA-GTのレーシングマシンが一緒に走る市販車ベースのレースが開催され、国内最高峰のハコ車レースとして注目を集めたことを思い出す。 今回紹介するIMSA-GTO仕様のレーシングカーを所有する大空店長も、まさにこの時代を経験したひとり。たまにテレビで放送されていたIMSAシリーズを観戦し虜になった。そして、博物館で見かけたセリカターボIMSA-GTOにひと目惚れ! 市販車ベースならレーシングレプリカとして製作することは可能かも……とずっと思い温めていた構想を大人になってから具体的に練って、自分だけのIMSA-GTOを完成させた。
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