沖縄県警

　県内を拠点とするヤミ金グループメンバーの男9人が2月、出資法違反容疑で逮捕された事件で、県警合同捜査本部は6日、法定金利の7～8倍の超高金利で現金を貸し付け利息を得ていたとして、同容疑で沖縄市の無職の男（26）など本島中部の男計9人を再逮捕した。 【動画】沖縄の伊江島で竜巻発生

　県警は捜査に支障があるとして、いずれの認否も明らかにしていない。 　　 　合同捜査本部によると、男らのグループは交流サイト（SNS）などを使い誘客をしていた。本島在住の20～60代の男女計6人に複数回にわたって数万円ずつの現金を貸し付けていた。数カ月の間の利息分だけで元金の額を上回っていたという。 　関係者によると、グループの指示役とされるのは県人関係者の男2人。東南アジア方面に滞在しているとみられ、暴力団関係者との接点もうかがえるという。グループの取り立ては悪質で、「売春して返せ」と迫られた債務者が売春行為に及んだなどとして警察に相談していたという。 　同グループは匿名・流動型犯罪グループ（通称トクリュウ）と目され、債務者は全国に600人以上、貸付総額は約4億円に上るとみられる。