演劇の力を信じて…平埜生成ら出演「兵卒タナカ」本日開幕
オフィスコットーネプロデュース「兵卒タナカ」が本日2月3日に東京・吉祥寺シアターにて開幕する。 【画像】オフィスコットーネプロデュース「兵卒タナカ」より。(撮影:杉能信介)(他5件) これはプロデューサーの故・綿貫凜による構想をもとに、日本の軍国主義を痛烈に批判したドイツ人作家ゲオルク・カイザーの戯曲を、五戸の演出で立ち上げるもの。本作の出演者には平埜生成、瀬戸さおり、朝倉伸二、かんのひとみ、渡邊りょう、土屋佑壱、名取幸政、村上佳、比嘉崇貴、須賀田敬右、澁谷凜音、永野百合子、宮島健が名を連ねている。 開幕に際し五戸は「社会批判にとどまらない、“面白い“の概念が打ち砕かれる面白さ! 稽古の中で、私は作者のゲオルク・カイザー氏から、メッセージを受け取りました。“幸福や平和を、まずは人の心の中に存在させなさい。演劇はそのためにあるのです。”とのこと。座組み一同祈りを込めて上演いたします」とコメント。平埜も「『演劇だからこそ語れることがある』綿貫さんは亡くなる5日前のオンラインミーティングで、声を絞り出すように叫んでいました。演劇の力を信じ、なぜ『今』演劇を上演するのかをずっと考え続けてらっしゃいました。あの日から『兵卒タナカ』は始まり、ボクたちは、まるでタスキを繋ぐような思いでここまで走ってきたような気がしています」と作品への想いを語った。上演時間は約2時間50分。公演は2月14日まで行われる。 ■ 五戸真理枝コメント プロデューサー綿貫凜さんの元に集ったキャスト・スタッフは、演劇を、真剣に誠実に献身的に愛する者たちです。人の輪の力に導かれているような、守られているような、貴重な稽古期間を経て、骨太で深淵で優しくて哀しい物語が立ち上がりました。 社会批判にとどまらない、“面白い“の概念が打ち砕かれる面白さ! 稽古の中で、私は作者のゲオルク・カイザー氏から、メッセージを受け取りました。“幸福や平和を、まずは人の心の中に存在させなさい。演劇はそのためにあるのです。”とのこと。 座組み一同祈りを込めて上演いたします。 ■ 平埜生成コメント 「演劇だからこそ語れることがある」 綿貫さんは亡くなる5日前のオンラインミーティングで、声を絞り出すように叫んでいました。演劇の力を信じ、なぜ「今」演劇を上演するのかをずっと考え続けてらっしゃいました。 あの日から「兵卒タナカ」は始まり、ボクたちは、まるでタスキを繋ぐような思いでここまで走ってきたような気がしています。 たくさんの方に観て欲しいです。 そして演劇を楽しんで欲しいです! ボクたちも楽しみます! がんばります! ■ オフィスコットーネプロデュース「兵卒タナカ」 2024年2月3日(土)~14日(水) 東京都 吉祥寺シアター 作:ゲオルク・カイザー 翻訳:岩淵達治 演出:五戸真理枝 出演:平埜生成、瀬戸さおり、朝倉伸二、かんのひとみ、渡邊りょう、土屋佑壱、名取幸政 / 村上佳、比嘉崇貴、須賀田敬右、澁谷凜音、永野百合子、宮島健