高さ3・9メートル重さ500キロ、日本一の大だるま登場「三原に春が来た」 三原神明市が4年ぶり開幕、広島県
備後地方に春の到来を告げるだるま市「三原神明市」が9日、広島県三原市の中心部で幕を開けた。新型コロナウイルス禍を経て4年ぶり。待ちわびた人たちは縁起物のだるまを次々と手にしていた。 【動画】だるまに招かれ春と福 4年ぶり三原神明市 会場の東端となる東町に、祭りのシンボルで高さ約3・9メートル、重さ約500キロの「日本一の大だるま」が登場した。そこから1キロ余り続くJR三原駅北側の市道沿いには、約500の露店が軒を連ねる。訪れた人は家内安全や商売繁盛を願ってだるまを買い求め、伝統の植木市などもにぎわっていた。 同市新倉の農業福田公一さん(75)は「この祭りがないと三原に春が来ない。いつまでも続いてほしい」と、久々の光景に目を細めていた。 神明市は室町時代末期の起こりと伝わり、三原城主の小早川隆景は盛況ぶりを見てその年の景気を占ったとされる。地元の協賛会が主催し、11日まで。
中国新聞社