ライトバックは３着

［ＧⅠオークス＝２０２４年５月１９日（日曜）３歳牝、東京競馬場・芝２４００メートル］ 　距離を不安視する声も少なくなかったライトバック（茶木）だが、３着に好走。やれるところを見せつけた。 　相変わらずレース前のテンションは高めで、レースでもスタート直後は口を割って若干かかり気味。ただ、１～２コーナーを回ると、鞍上・坂井の手腕もあり後方３、４番手ですんなり収まってリズム良く追走した。 　うまく人馬の呼吸があったこともあり、直線ではじっくりためた脚を炸裂。残り４００メートルあたりでホーエリートとサフィラの間を割るとグイグイ末脚を伸ばし、最後は内ランスオブクイーン、外クイーンズウォークの間を割って３着争いを制した。 　坂井は「レースの前のテンションは変わらなかったんですけど、実戦ではしっかりと折り合ってくれました。勝ち馬をぴったりマークして運べましたし、最後はしっかり脚を使ってくれました。上位馬は強かったんですけどよく頑張ってくれました」とパートナーを褒めた。 　茶木調教師は「距離が長いと言われたり、ゲート裏に課題はありましたが、うまく折り合って運んで最後に伸びてくれました。一瞬、５着かなと思いましたが、秋以降につながるいい経験になったと思います」と語った。 　折り合いに難があると言われていた馬がタフな東京２４００メートルを克服した意味は大きく、今後も重賞戦線でも上位争いを続けていく存在で間違いないだろう。