『ノッティングヒルの恋人』パンフに破顔…エルヴィス・コステロ ファンキーな雰囲気で錦糸町に出現
4月上旬、すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)の楽屋口前には、映画のパンフレットや色紙を手にしたファンが集まっていた。その中心で楽しそうに会話を弾ませていた外国人男性。ミュージシャンのエルヴィス・コステロ(69)だ。この日は、8年ぶりとなる日本公演の初日だった。 【貴重なショット】すごい!映画『ノッティングヒルの恋人』パンフにサインするエルヴィス・コステロ 「’77年にデビューし、当初は、パンク調の楽曲を発表していました。度の強い黒縁メガネに短い髪型。細いジーンズを短めに履いて、ギターを斜に構えるスタイルが特徴で、’78年の初来日では、銀座の歩行者天国に学生服姿でトラックの荷台に乗って現れ、ファンキーなライブを披露しています。 歌詞のメッセージ性が強く、癖のある人物でもあり、同時代を生きた若者たちから『怒れる若者の代表』として支持されていました。’89年のポール・マッカートニーとの共作アルバム『ヴェロニカ』は世界的ヒットを飛ばし、’03年にロックの殿堂入りを果たしています」(音楽雑誌編集者) 日本では、「コステロと言えばコレ」と言われるほど、’99年公開の映画『ノッティングヒルの恋人』の主題歌『She』が有名だ。彼は初来日から、のべ20回以上も訪日するほどの親日家で知られている。しかし、’18年に癌の悪性腫瘍除去手術を受けたことで、一時、音楽活動を休止していたこともあり、今回の来日は、実に8年ぶりとなる。 雨が降る中、ファンのもとにスキップするように歩み寄ったコステロは、代表曲『She』が主題歌となった映画『ノッティングヒルの恋人』のパンフレットを持ったファンからサインを求められると、あの少ししゃがれた声で「ワオッ」と嬉しそうに破顔した。 若かりし頃のような体キレッキレのステージではないが、今年、古希(70歳)を迎えるコステロの渋い魅力にファンは酔いしれたに違いない。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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