小池百合子東京都知事「花というのは心や経済の余裕を示すもの」
フラワーギフトサービスの「花キューピット」を実施している一般社団法人JFTDは今年4月に創立70周年を迎え、その記念事業の一環として、全国の各都道府県知事への「花贈り」を開催している。 5月22日の山形県を皮切りにこれまで21の道府県を回り、12月14日には東京都庁を訪れ、JFTDの澤田將信会長が小池百合子都知事に東京産の花で作った花束を贈呈した。 澤田会長は「一般社団法人JFTDは今年4月13日で70周年を迎えました。当初から花贈り文化というものを深めるために先人の方々がずっといろいろな活動を行ってきました。おかげさまで70周年を迎えることとなり、今回も47都道府県の知事に『花贈り』をしようという企画をさせていただきました。世の中でいろいろなことが起こっている時代に“花を通じて平和を”という意味も含めながら花文化に全力を尽くしていきたいと思っているところです」などと挨拶。
花束を受け取った小池都知事は「70周年、おめでとうございます。70年間“花を届ける”ということでご活動いただき、花というのは心や経済の余裕を示すものではないかなと思います。人の心を和ませ、そしてまた、緑を育てるというのはCO2の削減と気候変動対策の一つとしても大きな意味があると思っています。これからも花を贈り合うような心豊かな社会を続けていきたいと思っています。それから先般、100年先を見据えた新たな緑のプロジェクトということで、東京都では『東京グリーンビズ』というキャンペーンを行っております。都会の中の緑は特に有効です。“花を添える”という言葉もありますが、これからも花が、自然と調和した中での持続可能な社会のシンボルとして、これからも皆様方もご発展されますように、そしてまた都民の皆様が花を楽しむ、そんな社会をこれからも守って、伸ばしていきたいと考えております」と人間の生活や環境に花がもたらす効果について語った。