広島県内全域にインフル警報発令 年末年始の備えは
広島テレビ放送
広島県は26日、県内全域に”インフルエンザ警報”を発令しました。年末年始の備えを取材しました。 県によると、12月22日までの1週間の1医療機関当たりの患者数は、県内5つの保健所で「警報」の基準となる30人を超えました。県全体の患者数はすでに昨シーズンのピークを上回っています。 ■男性 「すごい流行っているということなんで、マスクをとにかく来年度いっぱいぐらい外さないでおこうかなと思ってます」 ■家族連れ 「予防接種も打っているんですけど帰って手洗い・うがい、あとおもちゃとかも全部消毒してという感じですかね」 広島市安佐南区にあるこちらの医療機関でも、インフルエンザの患者が増えています。 ■堀江内科小児科医院 堀江正憲 院長 「先週ぐらいからかなり増えてきまして、今週ぐっと上がってますね」 「(インフルエンザは)感染力が強いということがありますので広がりやすい。寒くなりました。それに非常に乾燥してます。 非常に広がりやすい条件がそろっていると」 年明けには、感染がさらに広がる可能性もあると指摘します。 ■堀江内科小児科医院 堀江正憲 院長 「正月過ぎて本格的に皆さんお仕事をされるようになって、また年末年始の移動によっての感染や皆さんとお集まりになったところでの感染が広がってきて、正月過ぎからまたぐっと上がってくると」 そして、やってくるのが受験シーズンです。 ■塾講師 「今インフルエンザが流行っているので、マスク、手洗い、うがいは徹底するようにしてくださいね。」 冬期講習真っ最中のこちらの学習塾でも感染対策です。医療法人と連携し、希望する予備校生には全員ワクチンを接種しました。 ■高校3年生女子生徒 「学校とかでも、学級閉鎖とか出て来たので、流行っているなあと思います」 ■高校3年生男子生徒 「すごい怖いですね。絶対にかかりたくない。残り1か月で勉強時間がすごい減ってしまう原因になっちゃうので。免疫を落ちないように睡眠時間をしっかり確保したりご飯をしっかり食べるようにしています」 一方、医療機関の休診が増える年末年始に向け備えが必要です。 ■堀江内科小児科医院 堀江正憲 院長 「基礎疾患がある方は、よく先生方に(事前に)相談しておかれた方がいいと思います。それから年末年始の当番医の表もよく確認しておかれることと、それから医療は電話相談もありますから、ちょっと困ったときに(どこに)相談したらいいかと、電話番号なんかもメモしておかれたらいいのでは ないですかね」 【2024年12月26日放送】