スペインの大学生と交流 グローバル人材育成事業始まる 福島大 書道体験や被災地視察
福島大国際交流センターのグローバル人材育成「フクシマ・アンバサダーズ・プログラム」は18日、福島県で始まった。スペインのサラゴザ大の短期留学生が9月2日まで、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地を巡るなどして県内の復興を学ぶ。 サラゴザ大に通うスペインやイラン、マレーシアなどの学生8人が参加している。19日に福島大で書道を体験し、同大の学生と交流しながら、自分の名前を漢字で和紙に書いて日本文化に親しんだ。 期間中、会津若松市や飯舘村、福島第1原発などを視察する。大学で物理学を専攻している女子学生は「福島で見て感じたことを母国でも伝えたい」と話した。 プログラムは福島第1原発事故に伴う風評を払拭しようと2012(平成24)年に始まり今回で16回目。各国から短期留学生を募り、被災地を巡っている。