モロッコ地震、5万戸損壊 被災世帯に支援金と王室
【マラケシュ共同】北アフリカ・モロッコの8日の地震で、モロッコ王室は14日、全壊または部分損壊した住宅が少なくとも5万戸に上ると明らかにした。王室は、被災した各世帯に3万モロッコ・ディルハム（約44万円）の緊急支援金を支給する方針も示した。 地震の死者は2946人、負傷者は5674人確認されている。大きな被害が出た山間部では支援が行き届いておらず、被災者から不満の声も出ている。 王室の声明によると、住居全壊の場合は14万ディルハム、部分損壊の場合は8万ディルハムの支援も行う。 15日深夜で地震発生から1週間。山間部では余震による落石の危険もあり、行方不明者の捜索活動は難航している。
