NCT WISHが今後の目標や夢を語る「いつかメンバー全員の故郷でライブをしてみたい」さらにかわいいマンネ・サクヤの意外な第一印象も<インタビュー>
ダンス&ボーカルグループ「NCT」の最後のグループとして、SM ENTERTAINMENT初のプレデビューリアリティー番組「NCT Universe : LASTART」から誕生した、日本人4名・韓国人2名からなる6人組グループ「NCT WISH」が、6月26日にJapan 2nd SINGLE「Songbird」をリリース。2月にデビューしてから精力的な活動を行っている彼らにインタビューを行った。 【写真】シオンに抱きつくキュートなマンネ・サクヤ ■ユウシ「たくさんの人たちに自分たちを見せていけると思うと、すごくドキドキします」 ――まずはお一人ずつ簡単に自己紹介をお願いします。アピールポイントなども教えてください。 ジェヒ:僕は歌うとき幸せになるジェヒです! 自分が歌うと幸せになれるので、その気持ちがみんなに伝わるといいなと思っています。もっともっと最高のボーカリストになりたいです! リョウ:僕は“ハッピーウイルス”。みんなにハッピーを届ける天才です! シオン:僕はリーダーで、キリッとした力強い目付きがアピールポイントです。 ユウシ:僕は辛い物が好きなので、グループでは辛い物担当。そして、強い男です! 辛い物にも強いし、苦い物にも強いです(笑)。あと、運動が得意です! リク:僕は、かわいくて、カッコよくて、セクシーでイケメン! ビジュアル担当です(笑)。 サクヤ:僕は16歳マンネ(末っ子)です。役割は…かわいいマンネです(笑)! 実際はお兄ちゃんなのでちょっとギャップがありますが、マンネでいる方が楽で楽しいです。 ――2月にデビューしてから約4カ月がたちました。「SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE @TOKYO」や韓国での初のファンミーティング、「ASIA STAR ENTERTAINER AWARDS 2024(ASEA 2024)」では“ASEA THE BEST NEW ARTIST”を受賞されるなど、忙しく活動をされていますが、この4カ月を振り返って特に印象に残っていることを教えてください。 ジェヒ:ファンミーティングや特典会など、ファンの方たちと直接会える機会がたくさんあったので、ファンの皆さんととても仲良くなれたと思っています。 リョウ:ファンの方々とたくさん会うとことができて、本当にうれしかったです。ファンの皆さんの顔を直接見れたことで、もっともっといろんな姿を見せたいと思うようになりました。 シオン:僕が1番印象に残っているのは、僕たちのデビューステージをしたときです。そのとき、デビュー曲の「WISH」を1番は日本語バージョンで、2番は韓国語バージョンで歌ったんですけど、デビューステージは1回しかないので、とても意味のあるステージだったと思うし、そのバージョンで歌えたことがとてもよかったなと思います。 ユウシ:4月に開催された授賞式「ASEA 2024」で僕たちは事務所の先輩方の曲をメドレーで踊らせてもらったんですけど、僕自身、もともとSM ENTERTAINMENTのアーティストのファンでもあったし、とても尊敬していたので、たくさんのお客さんの前で先輩方の楽曲を踊ることができて、本当にうれしかったです! ――ファンであり、憧れの先輩たちの楽曲をパフォーマンスできるのはうれしいことですよね。 ユウシ:はい。すごくうれしかったですし、デビューしたんだなっていう実感もしました。2月にデビューしてから約4カ月がたって、いろんな経験をさせてもらえていることで、自分たちが成長できているなって感じています。これからも、もっとたくさんの人たちに自分たちを見せていけると思うと、すごくドキドキします。 リク:とても早く時間が過ぎている感じがします。日本や韓国でいろんな音楽番組に出させてもらって、最初は緊張しましたが、段々慣れていくうちに楽しくなりました。これからも日本や韓国でいろんな番組に出てパフォーマンスしたいです。あとは、「SMTOWN LIVE 2024 SMCU PALACE @TOKYO」で立った東京ドームの景色が本当に忘れられないです! サクヤ:4カ月の間、ファンの方にたくさんお会いする機会があったんですけど、そのすべてが楽しくて、僕たちもたくさん力をもらえましたし、これからの活動が楽しみになりました。今、とてもワクワクしています! ――ファンの皆さんと直接会えたことが、とても大きかったですね。 ジェヒ:本当にそう思います。韓国でのファンミーテンングツアーがすごく意味のあるものになったと思います。感謝の気持ちをすごく感じましたし、うれしい気持ちをたくさんもらいました。 リョウ:これからもたくさんの思い出を皆さんと一緒に作っていきたいなと思いました! ■ジェヒ「僕も歌とダンスで人の心をつかめる人になりたい」 ――それぞれの憧れの先輩を聞いてもいいですか? リク:僕はNCTのMARKさんです。練習生の頃からMARKさんの表情の作り方とかパフォーマンスがすごく好きだったんです。本当に個性的で大好きです。 サクヤ:僕はNCTのTAEYONGさんが憧れです。ラップするときのスタイルもカッコいいですし、舞台に立ったときの表情とか魅せ方がすばらしいなと思います。 リョウ:僕はNCTのDOYOUNG先輩とHAECHAN先輩です。DOYOUNG先輩は僕がファンだったときから好きだったアーティストで、歌もすごいし、周りの人を気にかけたりする心がすごくカッコいいなと思って憧れています。HAECHAN先輩は、舞台の上での魅せ方や余裕のある感じがすごく好きです! シオン:僕はEXOのKAI先輩が憧れです。舞台の上での美しさが唯一無二で、僕もそんなアーティストになりたいなって思います。 ジェヒ:僕はNCTのJAEHYUN先輩です。人々の心をつかむことができるから、僕も歌とダンスで人の心をつかめる人になりたいです! ユウシ:僕はSMの先輩みんなに憧れていて、特に東方神起先輩とEXO先輩が憧れです。小さい頃にEXO先輩の動画を見て、ダンスとかをまねしてたんですけど、自分もこういう先輩たちみたいになりたいなって思いました。 ――6月26日にJAPAN 2nd SINGLE「Songbird」がリリースされましたが、注目してほしいポイントなどを教えてください。 ジェヒ:とても不思議な魅力のある曲で、聴くと幸せな気持ちになれます! リョウ: さわやかなイメージの曲だと思います。 シオン:中毒性があって何度も聴きたくなる曲です。 ――アタック感の強い1曲ですよね。 リク:はい。さわやかでポップな感じですけど、とても強い感じもあると思います。 ユウシ:ダンスもとても魅力的です。6人のダンスをたくさん見てほしいです! サクヤ:ミュージックビデオもとても不思議な物語なので、楽しんでもらえると思います! ■リョウ「1日も欠けずにずっと一緒にいる」 ――昨年9月にグループが結成されてから約9カ月たちましたが、活動していく中で知ったメンバーの意外な一面があれば教えてください。 リク:時間がたつにつれてどんどん距離が縮まっている感じがしていて、今では一緒にいてとても楽だし、気を使わなくてもいい存在になっています。 リョウ:1日も欠けずにずっと一緒にいるから、“こんなところもあるんだな~”っていう新しいところも見えてくるし、ステージを客観的に見たときに“こんな魅力もあったんだ”って思ったり、みんなのいろんな発見があって面白いです! シオン:僕は、最初に会ったときの印象とみんな大体同じ印象で、意外な感じはなかったですが、どんどん仲良くなれているのがうれしいです。 ――第一印象とあまり変わらないですか? 第一印象と一番違った人は? リョウ:サクヤくん。最初無表情で機械みたいに話すから、どんな人かまったく分からなかったです(笑)。人って話すとき抑揚があるじゃないですか。なのに、サクヤくんはそれがまったくなかったんです。僕は関西出身(京都)で特に話すときに抑揚がある方なので、最初に話したとき、ビックリしました(笑)。 ユウシ:たしかに! そう思うとサクヤ、人間っぽくなったよね(笑)。 リョウ:仲良くなってみると、一番面白い人でした(笑)。 ジェヒ:僕もそう思います。サクヤはとてもセンスがあって本当に面白いです! (少し含みのある表情をしているサクヤ) ――サクヤくん、どうしたの? 何か反論ありそうな表情ですね(笑)。 サクヤ:最近は抑揚というか、みんなの方言がうつっちゃいました(笑)。 リク:あははは。そうそう! 僕、福井出身なので、慣れてきたから福井の方言が出ちゃうんですよ。それがサクヤにも、他のメンバーにもうつっちゃってたりするんですよね。でも方言といえば、みんながいろんな方言を話すので、それがメンバー内に広がっていて、みんなそれぞれうつっちゃってるんです(笑)。 ――そうなの? 韓国語の方言も分かるの? サクヤ:分かりますよ! みんなそれぞれのイントネーションがあって面白いんです。 ジェヒ:ユウシくんは東京なので方言がないですが、他のメンバーは僕も含めみんなイントネーションが違うんです。それがぐちゃぐちゃになって、みんなにうつっちゃっているんです。 サクヤ:特にジェヒくん(韓国・大邱広域市出身)とシオンくん(韓国・木浦市出身)は方言が強いんですよ。 ――韓国語の方言が分かるなんて、すごいですね。ちゃんと標準語の発音の韓国語を理解しているからこそ分かるんですもんね。ジェヒとシオンも同じく、日本語の標準語の発音を理解しているからこそ、関西弁とか福井の方言が分かるってことですもんね。 ユウシ:そうですね。でも、ジェヒくんは特に言葉も少し違うので、分かりやすいです。 サクヤ:語尾がちょっと違うんです。 シオン:僕たちもユウシくんが東京の人なので、そこが標準語だと考えると、リクくんとリョウくんのイントネーションが違うのが分かるんです。 ――なるほどね。 サクヤ:そして、特徴的な方言のない埼玉県出身の僕は、みんなの方言を吸収しちゃうんです。 ■シオン「NCT WISHの曲だけのプレイリストを作りたい」 ――あ、なるほど。そういうことね! 最近覚えた日本語や韓国語、好きな日本語や韓国語があれば教えてください。 ジェヒ:僕は、さっき“つかむ”っていう日本語を覚えました! リョウ:好きな韓国語は「ソウォン」、“願い”っていう意味です。響きも好きだし、グループの名前もWISHなので、大好きです! シオン:僕は、「ペコペコ」という日本語です! 響きがかわいくて好きです。 ユウシ:僕は、「ヘンボク」という言葉が好きです! “幸せ”という意味です。 リク:僕の好きな韓国語は、「ヤオンヤオン」です。猫の鳴き声で日本語の“ニャンニャン”っていうのと同じ感じです。発音がかわいいから! ――私は昔東方神起の歌詞の中に出たところから、コヤンイ=猫という言葉を覚えましたよ(笑)。 シオン:あ! 東方神起の「HUG」ですね! 一同:(「HUG」を歌い始める) ――そうそう! 懐かしいです(笑)。サクヤくんは? サクヤ:僕は「試食」です。 ――試食(笑)!? 一同:爆笑 ――なんで日本語? 韓国語で何ていうの? サクヤ:「シシク」です。 シオン:なんで好きなの? サクヤ:タダでいろいろ食べれるから! ――言葉というより、行為が好きってことですか(笑)? サクヤ:はい! 一同:(笑) ジェヒ:やっぱりサクヤはとてもセンスがある人だと思います。本当に面白いです! ――あははは。素晴らしいオチでしたね(笑)。では最後に今後の目標や挑戦してみたいことを教えてください。 ジェヒ:韓国でやった全国ツアーのときに、僕の故郷とシオンくんの故郷に行ったんですけど、いつかメンバー全員の故郷でライブをしてみたい。それが夢です! リョウ:僕はみんなで海外旅行に行きたいな。僕たちがライブをしに行くいろんな国と地域をメンバーと一緒に満喫してみたいです。シカゴとかでライブできたらうれしいです! シオン:まだまだ今は曲が少ないので作れないですけど、NCT WISHの曲だけのプレイリストを作りたいです。冬にぴったりな曲とか、寝る前に聴く曲とか、テンションが上がる曲とか、いろいろなバージョンを作りたいです! ユウシ:もっともっとたくさん曲を出して、自分たちの曲だけで単独ライブができるように頑張りたいです! リク:日本でも韓国でも両方で活躍して、最終的には東京ドームや味の素スタジアム、ヤンマースタジアムなど大きな会場で単独ライブをしたいです! ジェヒ:最後、サクヤ! 小さい目標でもいいよ。前に言ってたよね。あの夢、言って! サクヤ:僕は地元にある、すっごくおいしいパン屋さんにメンバーを連れて行くことが夢です! 本当にそのパン屋さんはどのパンもおいしいんです。いつか絶対にメンバーを連れていきたいです! ――NCT WISHのオリジナルのパンを作ってもらえたらいいね! シオン:いいじゃんいいじゃん! それいいじゃん! あ、“いいじゃんいいじゃん、それいいじゃん”は、僕の好きな日本語です! ――あははは。全部響きが好きなんだね(笑)。 シオン:はい! これからもたくさん好きな日本語を見つけます。たくさん日本語を覚えて、もっともっと頑張りますので、皆さん応援よろしくお願いします! ◆取材・文=武市尚子