「エイリアン」新作ドラマ『Alien: Earth』、舞台はシリーズ第1作の2年前になることが判明
「エイリアン」新作ドラマ『Alien: Earth』、舞台はシリーズ第1作の2年前になることが判明
「エイリアン」の新作ドラマシリーズ『Alien: Earth(原題)』の新たなティーザー映像が公開され、複雑さを増していくシリーズのタイムラインにおいて、本作がどの時代を舞台とするのかが明らかとなった。 「Alien: Earth(原題)」画像・動画ギャラリー FX制作による『Alien: Earth』は以前、今世紀の末が舞台になると報じられていた。具体的には、2093年が舞台だった『プロメテウス』の数年前、2122年を舞台にしたリドリー・スコット監督による第1作『エイリアン』の約30年前に設定されるとのことだった。 しかし、今回公開されたティーザー映像によって、そうではないことが明らかとなった。『Alien: Earth』の舞台は2120年で、『プロメテウス』よりもかなり後、『エイリアン』でノストロモ号の乗組員たちに降りかかった惨劇のわずか2年前に設定されていることが判明。映像では、「2120年、母なる地球に……」とのナレーションに続いて、おなじみゼノモーフの姿と叫び声がインサートされている。 ファンはすでに、その時代設定が『Alien: Earth』に、ひいてはシリーズ全体のストーリーにどのような意味を持つのかを考え始めており、本作が地球を旅立つノストロモ号を描いたり、悪名高き巨大企業ウェイランド・ユタニがゼノモーフの存在を知った過程を説明したりするのではないかとの推測もある。ちなみに、9月に日本公開された『エイリアン:ロムルス』は、『エイリアン』と『エイリアン2』の間が舞台だった。 『Alien: Earth』では「謎の宇宙船が地球に不時着し、若い女性(シドニー・チャンドラー)と戦術部隊からなる寄せ集めグループが運命的な発見をしたことで、地球最大の脅威と対峙することになる」とされている。 それ以外の詳細は明かされていないが、予告編ではドラマに登場するゼノモーフの姿を確認できる。ほかのクリーチャーの姿も一瞬だけ見られるが、それがどういったものなのかはまだ認識できない。チャンドラーのほかには以下のキャストが参加する。 アレックス・ロウザー ティモシー・オリファント エシー・デイヴィス サミュエル・ブレンキン バボー・シーセイ デヴィッド・リスダール エイドリアン・エドモンドソン アダーシュ・グラヴ ジョナサン・アジャイ イラーナ・ジェームズ リリー・ニューマーク ディエム・カミーユ モー・バー・エル ショーランナーのノア・ホーリーは今年1月、『プロメテウス』で描かれたバックストーリーを『Alien: Earth』に使用しない理由について、「第1作の“レトロフューチャーさ”が好きだから」だと説明。リドリー・スコットとは、前日譚映画との関連性も含め「エイリアン」シリーズの「すごくたくさんの要素」について話をしたが、第1作の設定を好んだため、最終的にはそのバックストーリーから離れることにしたと語っていた。 『Alien: Earth』は2025年夏に米Huluで配信開始予定。なお、『エイリアン:ロムルス』の続編企画も進行中だ。
Wesley Yin-Poole