女性週刊誌の大谷翔平報道「妄想がひどすぎる」 勝手に真美子夫人を「大谷財団理事長就任へ」生まれてもない子供を「UCLAに」
ハワイの別荘購入と“こじつけ”
記事中に出てくる「大谷財団」についての記述はこのコメントのみ。これだけを根拠に「真美子さん理事長就任へ」と打っているのである。では、「ハワイの困窮児童に」とは何のことなのか。 「前週に女性セブンがスクープした、大谷がハワイに25億円の別荘を購入した話を受けています」(前出・出版社関係者) 記事の続きでは、ハワイではいま貧しい家庭が増えており、ハワイ育ちの新通訳ウィル・アイアトンがその厳しい現状を大谷に伝え、ハワイが「第3の故郷」となる大谷夫妻は「新たな病院や学校設立の支援活動を進めていく考え」といった匿名コメントが紹介されていた。 別荘はまだ建築中であり、大谷夫妻はまだハワイに住んだことがない。
まだ子供も授かっていないのに…
翌週の6月11日号はもっとすごいことになっていた。 〈大谷夫妻 翔平(29)&真美子さん(27)「子供を文武両道大学UCLAに」12億豪邸はマル優進学地区〉 冒頭で触れたテレビ局とのトラブルの元でもある「12億円豪邸」を買った地区の近くにUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)があることから、夫妻が子供を同大へ進学させる意向を持っているというのである。 UCLAの位置が示された地図や校風まで紹介。「エンゼルス時代からLAに愛着があるだけに、大谷夫妻が“子供は地元のUCLAに通わせたい”と考えるのは当然のことでしょう」(在米ジャーナリスト)とのこと。 ご承知の通り、大谷夫妻にはまだ子供はいない。 ちなみに今回、大谷はロサンゼルス市内の海岸から離れた地域で中古物件を購入したのだが、この記事が出る約2カ月前の4月23日号では〈真美子さん「海辺で子供と…」開運豪邸極秘建築中〉と報じていた。
2歳の姪っ子までも「将来の大リーガー」に
そして、続く6月18日号ではとうとう、よちよち歩きの”大谷の姪”までターゲットに。 〈翔平(29)母 地元は熱烈応援「孫娘も大リーガーに」2歳から英才教育〉 大谷の母が岩手県奥州市の実家周辺の児童公園で、2歳か3歳になる大谷の姉の娘を連れ、「大きなゴム風船みたいなボールを投げて打つ、野球のような遊びを楽しそうにやっていた」とのこと。 この目撃情報から〈加代子さんの孫娘は、すでに野球に慣れ親しんでいるのだ〉と「大リーガーの英才教育」へ結びつけていくのである。姪は女の子だ。どう考えても苦しいところだが、 「メジャーリーグでは、まだ女性選手は出ていません。ただ近年は、女性審判、女性コーチなどが誕生し、女性の登用を奨励する流れがあります。お孫さんが第1号になることもあるかもしれませんね」 とのスポーツライターのコメントで突破していた。 女性自身編集部に、妄想が過ぎるのではと書面で尋ねたが期限までに回答はなかった。大谷の堪忍袋の緒が切れる日は近いかもしれない。
デイリー新潮編集部
新潮社