ランタン選びは難しい? 特徴やメリット&デメリットを知ると欲しいランタンが見えてくる
キャンプの必需品といえばテントや寝袋などがありますが、ランタンも欠かせません。実はランタンには、雰囲気作りが得意のものから光量ばっちり実用的なタイプまで様々な種類があります。今回はランタンの種類と選び方をご紹介しましょう。 【写真】さまざまな燃料と光源があるタイプ違いのランタンを見る(全8枚)
ランタンによって使う燃料が違っている
ランタンの種類は使う燃料や光源によって分けられています。その種類は、LED・ガス・灯油・ガソリンの4つ。電池を使用するLEDランタンは本体の大きさや明るさなどの種類が豊富で、充電式と乾電池式の2タイプがあります。 ガスランタンはOD(アウトドア専用)缶やCB(カセットボンベ)缶を燃料として使用。ガスランタンの炎は温かみがあるので、柔らかいおしゃれな雰囲気が特徴です。灯油ランタンは灯油を燃料として使い、「圧力式」「フェアーハンド式」の2種類があります。ガソリンランタンはホワイトガソリンを燃料とするものです。
それぞれのランタンのメリットとデメリット
LEDランタンは可燃性の燃料を使用しないので、安全性が高いことが最大のメリット。テント内で使用するときや、子供が扱うときなども安心して使用できます。デメリットは、他の燃料を使用するランタンよりも光量がやや小さいこと。しかし現在は光量が大きいLEDランタンも登場してきています。 ガスランタンはLEDランタンよりも光量が大きく、着火や消火が簡単にできることがメリット。カセットコンロと同様の操作で扱えます。デメリットはコストがやや高いことでしょう。 灯油ランタンは、燃料が灯油なので他のランタンと比べてコストが安く済むのが利点。燃焼時間もガスランタンより長もちします。ちょっとした暖房としても使えますよ。しかし灯油を使用すると煤が出やすいため、分解して掃除するなどのメンテナンスが必要です。 ガソリンランタンは4種類のランタンの中で最も光量が大きく、広範囲を照らすことができます。ホワイトガソリンは-50℃でも使用することができ、冬場の過酷な環境でも安定して使用可能。使用前にポンピングという作業や、使用後のお手入れが必要となるのがデメリットとなります。
使う目的を考えてランタンを選ぼう
特徴がわかったところで、どういう場所でランタンを使いたいか考えてみましょう。例えばキャンプサイトのメインのランタンにしたい場合は、光量が大きく広い範囲を照らせるLEDやガソリンランタンが向いています。 サブランタンとして炎の揺らぎを楽しみたいのであれば、ガスや灯油などのオイルランタンがおすすめ。トイレや移動するのに持ち運んだりする場合は小さめのLEDランタンなどがいいでしょう。 なお燃焼系ランタンは一酸化炭素中毒などの危険性があるので、テント内で使用する場合はLEDランタンを選ぶのが安全です。使用する目的にあったランタンを選んで安全にキャンプを楽しんでくださいね。
野中陽平