【イベントレポート】キム・ダミ「ナインパズル」での演技にマンガ要素加える、ソン・ソックはおやつに言及
韓国ドラマ「ナインパズル」の記者会見が11月21日にシンガポールで開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」内で行われ、キャストのキム・ダミ、ソン・ソック、監督のユン・ジョンビンが出席した。 【画像】「ナインパズル」の記者会見に出席したキム・ダミ 本作は10年前に起きた未解決事件の唯一の目撃者であるプロファイラーのユン・イナと、彼女を容疑者だと疑っている刑事キム・ハンセムが、連続殺人事件の秘密を暴いていくサスペンス。事件現場で犯人の心理と動機を素早く推測することができるユン・イナをキム・ダミ、理解不能な行動で周囲を困惑させる一風変わった刑事キム・ハンセムをソン・ソックが演じた。 キム・ダミは、プロファイラーの仕事を調べたうえで撮影に臨んだと明かし「ユン・イナが独自に習得したプロファイルの方法もあると思い、演技を探ってみたり。彼女の弱い部分をどこでお見せするかにも悩みましたし、内面についての芝居を監督に相談しました」と振り返った。 過去にNetflixシリーズ「ナルコの神」を手がけたユン・ジョンビンは「そのときはかなり大変でしたので『もう配信作品は……』とも思っていました(笑)。でも本作の提案を受けて脚本を読んだとき、この作品には観る人を集中させる面白さがあるなと感じました」と回想。そして「ストーリーがどのように展開されるかまったく予想できないですし、殺人犯と思ったら違う人、という仕掛けが魅力的でした。キャラも独特で、今までの推理作品では観たことがないなと。監督作で自分が脚本を書いていない作品はほとんどないのですが、引き受けてみたいなと思いましたね」と語った。 ソン・ソックは一風変わった刑事を演じるうえで「帽子をかぶってみたり、刑事のイメージとは違うファッションをまとっていこうと」と述懐。「現実からかけ離れたキャラクターですが、キャラが強くなると印象が固まりすぎてしまう。なので多様な面を見せていくことを意識しました」と役作りについて述べた。 同じく自らの独特な役柄を明かすキム・ダミは「本作の物語は、現実の中で起こり得る部分と、起こり得ない部分の間にあるようなイメージです」と言及。「マンガの要素もあったりするので、キャラを表現する上では仕草や言い方にそういった部分を入れ込んでみました。事件を解決するときは真面目に、でも接する人物によっては違う一面を見せていくという切り替えを大切にしました」と話した。 ソン・ソックとの共演についてのエピソードを尋ねられたキム・ダミは「初めてお会いしたときから緊張なくやっていけるなと思いました。撮影の前に接する機会もあり、キム・ハンセムとして知りたい部分のコミュニケーションが取れた」と充実感をにじませる。「食べ物についてもよく話したよね」と彼女に目線を送るソン・ソックは、「もう40歳を超えていますので、食べるとすぐ太ります。撮影中は同じ体重をキープしなければいけないので大変で」と嘆きつつ、「演出チームが現場におやつを置いてくれていましたが、いつしかくるみなどの健康食になっていました(笑)」と告白。その様子を見守るユン・ジョンビンは「2人の役者が太っていくのが見えていましたので、糖分のあるものを置くなとスタッフに指示しましたね(笑)」と打ち明けた。 「ナインパズル」は、2025年にディズニープラスのコンテンツブランド「スター」で独占配信。 (c) 2025 Disney and its related entities