9回2死二塁、中前適時打を放つ栗原（撮影・永田浩）

　◆日本生命セ・パ交流戦　中日―ソフトバンク（4日、バンテリンドーム） 　ソフトバンクが2回、交流戦では昨年から自責点0を続けていた中日の先発髙橋宏斗から得点した。 ■難敵ライマル攻略！栗原の執念でポトリ【動画】 　先頭の山川穂高が9球粘った末に左翼線を破る二塁打。2死三塁となって、甲斐拓也が7球目のカットボールに対し、バットを折りながら二塁手の後ろにポトリと落とす中前打とした。 　先発の有原航平は4回、連打で無死一、三塁とされ、細川成也の左越え二塁打で同点。日本ハム時代のチームメートだった中田翔を投ゴロに打ち取ったが、満塁となって山本泰寛の右犠飛で勝ち越された。 　1点を追う7回1死、ソフトバンクは柳町達がフォークを捉えて左前打で出塁。続く今宮健太がセーフティーバントを仕掛け、相手のミスを誘って一、三塁とチャンスを拡大させた（記録は内野安打と一塁失策）。 　2死となって、山川への5球目が暴投となり三塁走者緒方が生還して同点となる。その後は得点こそ奪えなかったが、試合前時点で自責点わずか1、防御率0.40だった清水達也から貴重な1点を奪った。 　9回1死から代走の緒方理貢が盗塁でチャンスを広げ、2死から栗原陵矢が中前適時打で勝ち越し。ロベルト・オスナ不在の9回は松本裕樹が抑えてプロ初セーブを挙げた。