「自分の子だったら…」ガザ支援のためミュージシャン・坂本美雨がチャリティー呼びかけ小泉今日子・満島ひかりらが賛同
イスラエル軍による攻撃が続き、4万人近い死者が出ているパレスチナ・ガザ地区。 そのガザで苦しむ子どもたちのために、故・坂本龍一さんの娘でミュージシャンの坂本美雨さんが発起人となってチャリティーオークションを開催します。 【写真15枚】ガザ支援のためミュージシャンの坂本美雨さんがチャリティー呼びかけ 俳優の満島ひかりさんは、出演したドラマのスタッフ用に制作した貴重なパーカーを出品。 「YAWARA!」や「20世紀少年」等で知られる漫画家・浦沢直樹さんは、キャラクターの絵とサインを入れたレアな海外出版本を出品します。 歌手で俳優の小泉今日子さんは、自ら描いた絵を出品。 そこには、こんなメッセージが添えられていました。 小泉今日子: 私に何ができるのかと呆然とただ見つめていたニュース。このような取り組みに参加させて頂き感謝します。 支援に賛同したアーティストら28人が、衣装や愛用品など、合わせて58点を出品。発起人は、ガザの人たちと直接、メッセージのやり取りをしてきたというミュージシャンの坂本美雨さんです。
「もし自分の子だったら…」チャリティーを考えた理由
「めざまし8」のカメラに坂本さんが語ったのは、幼い娘を育てる母としての強い思いでした。 ミュージシャン 坂本美雨: 目も当てられない恐ろしい映像が日々SNSにあがっていて、この子どもが自分の子どもだったらって1日に何回も思うんです。 自分の娘を見るたびに、かわいいなって思うたびにその死んでいった子どもの映像が浮かんでしまうから、もう本当にやめてくれって。 ミュージシャン 坂本美雨: 大規模な飢餓が起こっていて、ガザの中にいる人たちは私たちの助けを待っている状態です。私個人が寄付をし続けるのにももちろん限界があります。 だから、根本的な解決ではないけれども、今生き残っている人たちにどうにか生き延びてほしいという気持ちでこのオークションを立ち上げました。 これまで、ガザに住む人たちとSNSを通じてやりとりをするなど、現地の状況に目を向けてきたという坂本さん。 ガザでの4万人近い死者のうち、半数以上は女性と子どもだといいます。 この現状を知った坂本さんは「アーティストたちが呼び掛けてくれたら、より多くの人に届くのでは…」と、オークション実現に動いてきたというのです。 ミュージシャン 坂本美雨: 「何かしたいと思ってた」って言ってくださる方もいっぱいいて、みんな、遠い問題だと思っているわけじゃないということを知りました。 だからこそ、みんな自分にとって大事なものとか、思い出深いものというのを出品してくださって、びっくりしています私も。 出品されたものの中には、父親で音楽家の坂本龍一さんが愛用していたハットや、額入りの写真も…。 合計で28人から賛同を得た坂本さん。 彼女をここまで突き動かした原動力はなんだったのでしょうか?。 坂本美雨: 数十年後、数年後かもしれない、私たちの子どもたちがこのことを勉強した時に、「ママはどう思ってたの?」「ママは虐殺やめてって言ったの?」って、みんな思うと思うんです。その時にみんなどうするんだろうと、どう答えるんだろうって。 それに対して自分ができることがあると自分でも思ったし、皆さんにもそう伝えたいと思いました。 7月29日から始まるネットオークション。売上金は、支援活動を行うNGOなどを通じて、ガザに送られるということです。 (『めざまし8』 2024年7月26日放送より)
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