去年、アメリカで公演をした北広島町の神楽団が、広島市での凱旋公演に向けて練習を重ねています。披露するのは、アメリカの観客も魅了した八岐大蛇です。 【写真を見る】北広島町神楽団がロサンゼルスから凱旋公演へ　これが最後の公演… 18日の本番に向けて練習　広島 18日に広島市で開かれる神楽イベント「早春神楽共演大会」に向けて、団員たちが準備を進めています。変更点などを念入りに打ち合わせします。 「北広島町神楽団」は去年11月に行われた、アメリカ・ロサンゼルス公演のため、町内8つの神楽団のメンバーを主体として結成されました。公演した会場は大盛り上がり。終了後には、スタンディングオベーションとなり、神楽になじみのないアメリカの地でも魅力を届けることができました。 観客たち 「すばらしかった。すごかったです」「神楽、サイコー」 18日はロサンゼルスの凱旋公演。演目は、その時も披露した「八岐大蛇」です。 浅枝匡 さん 「舞台照明が暗くなるときも、キラキラした部分はしっかり見えて、蛇の動きがわかるような形になっている」 須佐之男命（スサノオノミコト）が大蛇を退治する物語で、ステージを広く使った迫力ある演出が人気です。 上中寛輝 さん 「八頭の大蛇が出る華やかなところを見ていただきたい」 練習をするのは、去年11月のアメリカ公演以来だといいますが、スムーズな舞いとなりました。 菊本竜乃心 さん 「ロサンゼルスのときも練習していたので、体に染みついていますね」 演出する 崎内俊宏 さんは、海外公演を通じて、神楽を知らない人にも楽しんでもらえることを確信しました。一方、神楽を知る人が多い「広島の地」で披露することへの意気込みも話しました。 崎内俊宏 さん 「今度は神楽を知っている方、神楽をやっているほかの団の人もいるので、『北広島町の神楽団は、さすがやるな』と思ってもらえるように」 広島文化学園ホールで行われる「RCC早春神楽共演大会」は18日午前9時30分に開演です。