日舞と琉球舞踊がコラボ「琉球英雄傳」 11月22、23日に東京・浅草公会堂で
日本舞踊の普及と可能性を追求してきた藤間蘭黄が22、23の両日、東京・浅草公会堂で琉球舞踊とのコラボによる新作舞踊劇「琉球英雄傳」を上演する。 蘭黄は令和元年、沖縄の中城城跡で、15世紀にこの城の城主だった護佐丸という武将の物語を舞踊劇として上演したことがある。その際、琉球の歴史や史跡に魅せられ、改めて今回、作・演出・振り付けを担い、琉球舞踊初の人間国宝となった志田房子、真木親子を迎える。 共演は蘭黄の熱烈なラブコールで実現した。新作では琉球王朝を巡る争い、親子や夫婦愛などが描かれ、志田が村の老女など2役、真木も護佐丸と契った娘などを演じる。真木は「琉球舞踊は祈りの所作から生まれたといわれ、ありがたい」と日本舞踊との融合を喜ぶ。ほかに出演は日舞ユニット「五耀會」メンバー(西川扇蔵、花柳寿楽、花柳基、山村友五郎)。 問い合わせは代地(03・5829・6130)。