広報誌にイラスト無断利用で賠償22万円 職員がフリー素材と間違え
福島県平田村は、著作権があるイラストを広報誌に無断利用していたことがわかり、著作権の管理代行業者に約22万円を払って賠償した。担当職員がインターネットから画像をダウンロードした際、日常的に村の刊行物で使用している無料素材と画風が似ていて間違えたという。 25日の村の発表によると、村立こども園が2020年8月に発行した「えほんだより みるみる(第5号)」で、石川町立図書館を紹介する記事の挿絵に、いすに座った子どもが本を読んでいるイラストを使用した。広報誌は約200部で保護者や園関係者らに配布したほか、関係外部団体のホームページにも今月まで掲載されていた。 今月に業者から指摘があり、村は謝罪したうえで請求額を払うことにした。広報誌と約4年分のホームページへの使用料に支払い遅延金を加えた額という。(西堀岳路)
朝日新聞社