自給自足アイドルとして再出発したBiSが関東ツアーファイナルを開催、メンバーによる研究員への愛と感謝
メンバーと研究員の絆がさらに深まった
続いて、最新アルバムから、こちらもAge FactoryプロデュースによるBiSの新境地とも言える「Sakura」へ。桜の花びらが散る様を表現した手の振りやクラップでの一体感、ラストのサビの転調からユニゾンで歌うエモーショナルな展開は、この日のライブのハイライトのひとつになったと言ってもいいだろう。 そして、アンコール最後の1曲は「CURTAiN CALL」。メンバー5人の全力のパフォーマンスと研究員からの全力のコール。まさに、この日一番の盛り上がりを見せて、全10公演のツアーは幕を閉じた。 「We Gotta Go BiS TOUR」としては、ファイナルを迎えたわけだが、6月24日からは、既に発表されていた「自給自足ライヴ」がスタート。これは、会場ブッキングを始め、企画・運営・パフォーマンスの全てをBiSメンバーが担当するというもの。さらに、アンコールの最後には、9月から全国5か所を回る新ツアー「ALL FOR BiS, ALL FOR YOU LiVE」の開催が発表されたほか、ライブから一夜明けて、配信アルバムのリリースも発表されている。 今回のツアーファイナルは、まさに「ALL of BiS」の名の通り、現体制のBiSの集大成を見せながらも、メンバー5人の絆、そして、メンバーと研究員の絆がさらに深まった、新たな一歩、かつ、大きな一歩となるライブだったと言ってもいいだろう。トギーが最後のMCで語ったように、BiSはまだまだ変化の途中である。自給自足アイドルという険しい道を選んだ5人が、今後どんな変化と進化を見せ続けてくれるのか…。是非、歩みを止めず、走り続けるBiSの動きにこれからも注目し続けて欲しい。
南 喜一