「慣れればやれると思う」チェイス・アンリ、初の左SB起用も勝利に貢献。求めるのはさらなる”経験”
シュトゥットガルトのチェイス・アンリが、途中出場で大勝に貢献したドルトムント戦を振り返った。 シュトゥットガルトは22日、ブンデスリーガ第4節でドルトムントと対戦。チェイスはチャンピオンズリーグ第1節レアル・マドリー戦に続き、ベンチスタートとなった。試合はシュトゥットガルトが前半からゲームを支配。2-0で迎えた62分には、アントニー・ルオーのヘディングの折り返しをエンゾ・ミロがヘディングで押し込み、リードを3点に広げた。 大きなリードを手にしたシュトゥットガルトは最終ラインを中心に守備固めの様相を見せ、70分にはマクシミリアン・ミッテルシュタットに代わってチェイスを投入。初めての左サイドバック起用となった中、1失点は喫してしまったものの、その後の相手の猛攻にしっかりと耐えた。結局、終盤に2点を加えたシュトゥットガルトが、5-1でドルトムントを相手に大勝を飾った。 CLのレアル・マドリー戦では右サイドバックで起用され、今回は左サイドバック起用と、フレキシブルな活躍を求められているチェイス。ただ実際、トレーニングではCBでしかプレーしていないこともあり、「利き足が右足なので左サイドバックをやるのはやっぱり難しい」としつつ、「でも、もうやるしかない。いろいろなポジションをできる方がチャンスも増えてくる。どこで出されても頑張って行きたい」とピッチに立つことの重要性を説いた。 今週はレアル・マドリー、ドルトムントと欧州のトップチームと対戦した。これまでとは異なる強敵を相手にしたが、チェイスはレベルの高さを感じつつも「慣れればやれると思う」と自信を口に。そのためにも、「とりあえずどんどん試合に出ることが大事。途中でもいいので経験を積んでいくしかない」と前を向いた。 先発の座を掴んでいくには「経験」が必要だと強調したチェイス。少ない時間でも一つひとつの試合を大事にしながら、一歩一歩前に進もうとしている。