オリンピックアスリートたちとともにボディビル・フィットネスの選手が『スポーツ功労者顕彰等に係る文部科学大臣顕彰』を受章
10月8日(月)、都内で『スポーツ功労者顕彰等に係る文部科学大臣顕彰』の顕彰式が行われ、JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)が所属選手7名の表彰を発表した。 【写真】これが「砂時計ボディ」世界選手権3冠の大谷美咲選手 対象となったのは昨年のIFBB世界ボディビル・フィットネス選手権でメダルを獲得した7名で、オリンピック・パラリンピックなどのメダリストとともに式に参加した。 2年連続の受章となった田村宜丈選手は、昨年受章の際に、JBBFが他のボディコンテスト団体と違うことを強調した。 「我々が所属するJBBFはJOCの参加の団体で、また我々が取り組んでいるのは『競技』であるということで、改めて認識できました。世間の注目はプロの日本人選手であったり、またSNSなどで有名な選手が出場する大会であったりに集まりがちですが、私は競技としてメンズフィジークに取り組んできて、本当に良かったと思います。JBBFの選手であることを誇らしく感じます」 受章者と世界選手権の成績は以下の通り。
■須江正尋 ボディビルマスターズ55~59歳75kg以下級 2位 ボディビル一般70kg以下級 11位 ■川中健介 クラシックフィジークジュニア21~23歳級 優勝 クラシックフィジーク一般171㎝以下級 3位 クラシックボディビルゲームス・ジュニア21~23歳 2位 クラシックボディビルジュニア21~23歳 優勝 ■五味原領 クラシックボディビル一般168㎝以下級 優勝 クラシックフィジーク一般168㎝以下級 3位 クラシックボディビルゲームス一般175㎝以下級 6位 ■田村宜丈 メンズフィジークマスターズ50歳以上級 優勝 メンズフィジークマスターズ・オーバーオール 優勝 メンズフィジーク一般170㎝以下級 3位 ■浦川天聖 メンズフィジークジュニア21~23歳174㎝以下級 優勝 メンズフィジークジュニアオーバーオール 4位 ■荻島順子 女子フィジーク163㎝以下級 3位 女子フィジークマスターズ 13位 ■大谷美咲(表彰式は国際大会出場のため欠席) ボディフィットネス158㎝以下級 優勝 ボディフィットネスマスターズ35~39歳 優勝 ボディフィットネスオーバーオール 優勝 【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:FITNESS LOVE編集部 写真提供:JBBF