ヌニェス、サラー、ディアスが決定機を外しすぎている? リヴァプール逆転優勝の鍵はフロントスリーの爆発力復活か
3人がランクイン
アーセナル、マンチェスター・シティとのタイトル争いを繰り広げているリヴァプール。 主力選手の怪我人が多いシーズンを過ごしてきたが、ここ最近で復帰してきた選手も数人おり、シーズン終盤にスカッドは充実してきた。しかしリーグ戦直近3試合で2敗を許しており、アーセナルやシティに比べると苦戦を強いられている。 [動画]ダービーで痛恨の敗戦 プレミアリーグ第29節エヴァートンVSリヴァプールのハイライト そんななか、英『Daily Mail』が注目しているのはリヴァプールのフロントスリーを務めることが多いダルウィン・ヌニェス、モハメド・サラー、ルイス・ディアスの3人の決定力だ。同メディアはプレミアリーグでビッグチャンスを逃した回数の多い9人の選手を取り上げており、リヴァプールからは前述した3人がランクインされているという。 ここまでリーグ戦11ゴール8アシストを記録しているヌニェスはここまで26回のビッグチャンスを逃している。これはアーリング・ハーランド(30回)に次ぐプレミア2位の記録となっているとのこと。今季は昨季より大幅な改善を見せ、覚醒した姿を見せていた同選手だったが、最近は決定機を外すシーンも目立ち、同選手の決定力不足は再び話題の1つとなっている。 そしてこのランキングの7位に入っているのが絶対的エースのサラーだ。ここまで17ゴール9アシストという記録をリーグ戦で見せているが、ビッグチャンスを逃した回数は14回で7位となっている。1月の怪我以降、得点ペースが落ちているサラーはシーズン序盤ほどの怖さを見せることができておらず、チームを勝利に導く活躍は影を潜めている。 またディアスもこのランキングで9位に入っており、ビッグチャンスを逃した回数は12回となっている。ここまでリーグ戦で8ゴール4アシストの活躍を見せている同選手は得点以外の部分でもチームへ貢献しているものの、かつて同じポジションで得点を量産していたサディオ・マネと比較されることも多く、マネに比べると物足りないという見方も多い。 このランキングにはチェルシーのニコラス・ジャクソン(20回)、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンス(20回)、ニューカッスルのアレクサンデル・イサク(15回)などもランクインされているが、3名も名を連ねているのはリヴァプールのみであり、決定力をものにできていないことがわかる。 その分チャンスを作っているという見方もできるが、三つ巴の優勝争いを繰り広げる3チームの中でリヴァプールの得点数は75となっており、アーセナル(82)、シティ(80)と比べるとやや少ない。得失点差で優勝が決まる可能性もあるため、残り4試合全勝するだけではなく、できるだけ点を取る必要もある。まずは今夜に行われるウェストハム戦に勝利することが大事だが、ここまではビッグチャンスを決めきれないフロントスリーの爆発を期待したい。
構成/ザ・ワールド編集部
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