純烈「NHKさんは純烈のいじり方を・・・」、6年連続の紅白出場に意気込み
健康センターを主戦場に、日本全国を駆け巡り歌とトークと元気を届ける歌謡コーラスグループの純烈。2023年1月には、2022年12月で卒業した小田井涼平に変わって岩永洋昭が加入。「新生・純烈」として精力的に走り抜けた怒涛の2023年を、白川裕二郎と岩永が振りかえった。 【写真】「笑顔が増えた」と言われた新メンバーの岩永 ■ 「正直、岩永は半年で辞めてしまうかなと」(白川) 2007年の結成以来、初めての新メンバーとなった岩永。「純烈って傍からはワイワイしていて、楽しそうに見えると思うのですが、実際はものすごく忙しくて。だから、彼が日に日に疲弊していくのがわかって・・・」と白川。寸暇を惜しんで全国を飛び回る日々だけに「正直、岩永は半年で辞めてしまうかなと思っていました」と打ち明けた。 純烈の加入を機に、俳優から歌手へと転身した岩永にとっては「すべてが初めてづくし」だったといい、「同じ芸能界でも全く違ったので、最初は戸惑いがありました。何千人の前で歌う経験もほとんどなかったので。日々勉強で、(加入から)11カ月経った今はちょっとずつ慣れてきたというか、余裕も出てきたかなという感じです」と、心境を語る。 ファンたちはそんな岩永の変化を機敏にキャッチしているようで、「最初の頃に比べたら、岩永さんは笑顔が増えたねと言われることも多くなりました」と白川。岩永の加入はグループにもいい刺激になったようで、「彼は歌とか、いろんなものを最初からやらなきゃいけない。『初心忘るべからず』じゃないですけど、10年くらいやってくると、最初の頃にやっていたことが見えなくなるんですよね。彼を見て『ちゃんとやっていかなきゃいけない』と改めて学びました」と話した。 ■ 紅白の演出には、メンバーも「ビビってます」 そんな1年の締めくくりは、12月31日の『NHK紅白歌合戦』だ。出演は6年連続6回目。「NHKさんもだんだん純烈のいじり方がわかってきたみたいで。2020年に『愛をください~Don’t you cry~』を歌わせていただいたときは、視聴者がリモコンの決定ボタンを押した数だけ紙吹雪が出るという企画で、曲が始まった瞬間に一定の数字まで届いたみたいで、紙吹雪が舞い過ぎて僕たちがほとんど映ってないということもありました」と白川。 「今年もどういった演出があるのか・・・。僕はかなりビビってます。せめて顔だけは映してほしいです(笑)」と、切実な願いを吐露。 新年早々、1月6日からは「新歌舞伎座」(大阪市天王寺区)での初座長公演『新歌舞伎座開場65周年記念 新春 純烈公演』が控えている。2024年の抱負を尋ねると「純烈の弟分みたいなグループを作る予定もありますし、日本武道館での公演もやってみたいです。もちろん『紅白歌合戦』7回目の出演も狙っていますが、毎年毎年、いろんなことに挑戦させていただいているので、2024年もチャレンジさせていただく年になるのではないかと思っています」と白川。岩永は「まだまだ未熟なので、歌、ダンス、トークをひとつずつプラッシュアップして、成長する1年にしたいです」と意気込んだ。 『新春 純烈公演』は2024年1月6~22日、「新歌舞伎座」(大阪市天王寺区)にて上演。チケットは1階席1万3000円~、2階席6000円ほか、時間帯で異なるため詳細は公式サイトにて。 取材・文・写真/岩本