おしっこ「座る派」は男性の6割、既婚者ほど割合高く…日本排尿機能学会が調査
男性の6割近くが自宅で座って排尿するとの調査結果を日本排尿機能学会がまとめた。20歳代では7割に上り、既婚者は独身者と比べ割合が高くなる傾向があった。「座る派」が多いのは、尿が飛び散ってトイレを汚さないようにするといった衛生面への配慮があるとみられる。
調査は昨年5~6月、インターネットで実施し、20~90歳代の男性3122人から回答を得た。
自宅で座って排尿する割合は全体で57%だった。年代別では、20歳代が69%で最も高く、50歳代は54%、90歳代は37%と年代が上がるほど低下した。既婚者は全体で59%と独身者と比べ6ポイント高く、20~30歳代の既婚者では75%に上った。
調査は、頻尿などの症状と、排尿時の姿勢に関連があるかを調べるのが目的だったが、結果を分析したところ、関連はあまりみられなかったという。
調査を担当した東邦大の関戸哲利教授(泌尿器科学)は「既婚者は家族への配慮から座る割合が高くなるのではないか」と話している。