東京の「家賃」が高いのは分かるのですが、やっぱり「物価」も高いですよね?
東京でもすべてのものが高いとはかぎらない
統計上は東京の物価が高いように感じますが、すべての物品にあてはまるわけではありません。東京の住居費は全国屈指の高さを誇るものの、それ以外の費用はほかの地域と大差ないものがほとんどです。 ここからは、東京でも価格が変わらないものや、ほかの地域より東京のほうが安いものを紹介します。 ■電車料金は東京のほうが安い 東京の電車料金は、比較的安い料金設定です。例えば、地下鉄の駅間3キロメートルの料金で比較してみましょう。大阪メトロは190円、京都地下鉄は220円であるのに対し、東京メトロは180円です。 また、JRにおいても、10キロメートル区間ならJR東日本が最安です。これらのことから。東京の電車料金は安いことが分かります。 ■販売店によっては地方より低価格な場合もある 東京は企業間の価格競争が激しいため、販売店によっては地方よりも低価格で商品を提供しているところもあります。特にドラッグストアやスーパーは競争が激しいため、地方よりも安く購入できる商品があることも珍しくありません。 ただし、野菜や果物といった生鮮類は輸送に頼る部分が大きいため、地方よりも高い傾向にあります。
東京でも生活費を安く済ませる方法はある
消費者物価指数を見ると東京の物価は高いように感じますが、実際には家賃や物価が安いエリアも存在します。指数は全体で見た数値であり、個人の生活にあてはまるわけではありません。 住む場所や店舗を選べば、東京の生活水準は地方と同様です。また、公共の交通機関は東京のほうが安い傾向にあるため、車を持つよりも自転車や電車を積極的に活用するのが賢い選択といえるでしょう。 出典 総務省 消費者物価地域差指数 -小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)結果- 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部