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　来年春の第96回選抜高校野球大会の21世紀枠出場選考に向けて、12月8日に各地区推薦の9校が発表される。すでに北海道をのぞく各都府県の推薦校が出揃い、そのなかから地区推薦が選出されるが、その推薦校を予想してみることにする。 【一覧】中国地区の21世紀枠県推薦校の秋季大会成績 　中国地区では、岡山城東（岡山）と津和野（島根）の一騎打ちとなるのではないか。岡山城東は強豪揃いの県内で準優勝を収めた。県内での黒星は地区予選（リーグ戦）と決勝で敗れた創志学園戦だけ。21年ぶりに決勝に駒を進め、17年ぶりに中国大会にも出場した。 　中国大会は初戦で敗れたが、宇部鴻城（山口）相手に終盤に食い下がった。さらに成績だけでなく、過去5年の6割以上の野球部員が、国公立大に進学している実績があるなど文武両道を実践。1996年のセンバツで4強入りを果たした同校の復活を望む地元の期待もある。 　対する津和野は、秋季大会で33年ぶりにベスト4に進出した。準決勝、3位決定戦と敗れた試合でも善戦している。また、主要大会の会場まで約200キロ離れているという困難も克服して好成績を残していることも評価された。 　庄原実（広島）鳥取東（鳥取）下関西（山口）は県8強で、実績面でやや不利な点があり、津和野と岡山城東の勝負になるのではないか。 　過去、島根からは中国では最多となる4校が21世紀枠に選ばれ、これまで延べ9校が中国地区推薦校に選ばれている。しかし、岡山からは推薦校すら出ていない。このことも加味されて、岡山城東が初めて岡山からの推薦校として選ばれる可能性が高いとみる。