第７５回紅白歌合戦の初出場が発表されたＮｕｍｂｅｒ＿ｉ（カメラ・小泉　洋樹）

　大みそかの第７５回ＮＨＫ紅白歌合戦（後７時２０分）の出場歌手発表会見が１９日、東京・渋谷の同局で行われ、元Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太で結成した「Ｎｕｍｂｅｒ＿ｉ」が出席し、初出場への思いを語った。 【写真】別カットのＮｕｍｂｅｒ＿ｉ 　充実感と感慨に満ちた顔で３人は会見の舞台に立った。司会者からコメントを求められた神宮寺は「１月１日にデビューして、１２月３１日に最高のパフォーマンスをお届けしたい」と目を輝かせた。その言葉に２人もうなずきながら喜びをかみ締めた。 　個別での取材にも応じた平野は「バッと朝起きて、車に乗ったらＮＨＫにいました。社長（の滝沢秀明氏）のサポートあってのこと。まだ言葉もかけられてないので、感謝を伝えたい。デビューした時には、全く紅白のイメージは無かった」と大喜び。１年を振り返った岸は「やっぱり濃い１年だった。ツアーも行い、自分たちの愛情込めた歌を歌って、ファンの方々とコンタクトをとってね。新鮮な１年だったね」とうなずいた。 　今年の元日に「ＧＯＡＴ」で配信デビュー。ＹｏｕＴｕｂｅでのミュージックビデオの再生回数は、日本の男性歌手のデビューシングルとして史上最速の３日で１０００万回に到達。７月にはストリーミングの再生回数が１億回を突破した。キンプリ時代とは正反対のヒップホップな曲調と激しいダンスは衝撃を与え、その後も「ＢＯＮ」「ＩＮＺＭ」とヒット曲を連発した。 　４月には世界最大級の野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」（米カリフォルニア州）のステージに出演。ジャニーズ時代にはたどり着けなかった世界進出の夢へ、着実にステップアップしてきた。６月には東京・有明アリーナで初コンサートを開催。９月には初フルアルバム「Ｎｏ．１」を発売し、発売初週で４０万枚超のヒットを記録した。 　現在も全国アリーナツアーを開催中（１２月２６日まで）。各地で大盛況となっている。 　３人はキンプリ時代に、２０１８年から２２年まで５年連続で紅白に出場している。神宮寺は今回の会見で「気が引き締まる。本番では、どれだけぶちかませるか。パフォーマンスをぶつけられるかだと思ってます」と語った。