部下への強制わいせつ致傷…元警察官に有罪判決 熊本県警「県民に深くお詫び」
熊本朝日放送
部下の女性警察官への強制わいせつ致傷の罪に問われている元警察官に、執行猶予付きの有罪判決です。 起訴状などによりますと、被告の元警察官の男は去年2月、20代の女性警察官を交番の中の男性用仮眠室に呼び出し、下半身を触るなどして10日間の裂傷を負わせた強制わいせつ致傷の罪に問われています。 16日の判決で、熊本地裁の中田幹人裁判長は「職務上優位な立場を利用した卑劣かつ悪質な犯行、被害者は、精神的損害を受けている」などと指摘しました。 一方「被告人の母親が慰謝料200万円を支払い、警察官の職を懲戒免職とされている」などとして、懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。 判決を受けて、熊本県警の松見恵一郎首席監察官は「当時、現職であった警察職員が有罪判決を受けたことを重く受け止めており、県民の皆様に深くお詫び申し上げます。引き続き、綱紀粛正を図ってまいります」とコメントしてます。