拉致被害者・蓮池薫さん「誰一人、亡くなった証拠がない」新潟市北区の中学校で講演
北朝鮮による拉致被害者で、新潟産業大学特任教授の蓮池薫さん(67)が、新潟市北区の木崎中学校で講演した。拉致問題は今も終わっていない問題だと強調し、「北朝鮮に『日本は拉致問題を忘れてない』と示すことが、拉致問題を動かす一つのきっかけになる」と訴えた。 【特集】拉致ってなに?なぜ日本人を拉致? 蓮池さんは、拉致の目的や自身が帰国した経緯を説明。未帰国の政府認定拉致被害者12人について、北朝鮮が「8人死亡、4人未入国」と主張していることに触れ、「遺骨も別人。誰一人、亡くなった証拠がない」と 語気を強めた。 講演後に生徒から「新しい総理大臣に何を求めるか」と問われ、「北朝鮮に伝わるような決意と熱意を示してほしい」と答えた。