巨人・阿部監督、990日ぶり一塁で先発起用の大城卓三を送り出した言葉「お前がミスしてもいいよ、僕が謝る」
(セ・リーグ、巨人4―3ヤクルト、11回戦、ヤクルト6勝5敗、23日、東京D)巨人は1点差で逃げ切った。連敗を2で止め、勝率5割に戻した。阿部慎之助監督(45)は大城卓三捕手(31)を「5番・一塁」で2021年10月7日のヤクルト戦(神宮)以来990日ぶりに一塁で先発起用したことを振り返り、「(慣れない一塁守備には)目をつむんないとどうしようもないので。『お前がミスしてもいいよ、僕が謝るから』と言った」と背中を押したことを明かした。大城卓は二塁打を放つなど持ち前の強打を発揮した。 【写真】一時ファウルの判定もリクエストで本塁打になり、喜ぶエリエ・ヘルナンデス また、腰痛を訴えた菅野に代わる緊急先発で四回途中2失点のドラフト5位・又木(日本生命)には「しようがないよね、アクシデントだから。その中でも頑張ってくれた」と評価。一回終了後にベンチで声をかけ「苦し紛れに真っすぐいって打たれていた。あれじゃキャッチャーは配球できないよ。変化球は真ん中で打たれてもいいからいけ」と声をかけたという。「変化球のとき(腕の振りが)ゆるんじゃう。そこが大きな課題なんだけど、結果オーライ」と及第点を与えた。 1-0の三回に4号2ランを放ち、五回のピンチでは山田のフェンス際の打球を好捕したヘルナンデスには「あんな難しいボールを(打った)。すごく大きな追加になりました。フェンス際のナイスプレーも投手を助けた」と絶賛した。