佐々木希&渋谷凪咲、復讐劇で敵対も「気さくで飾らない」「みんなに好かれる」人柄にすぐ意気投合
◆復讐を仕掛ける側が振り回される新しいタイプの復讐劇
佐々木希が主演し、渋谷凪咲が共演するドラマストリーム『地獄の果てまで連れていく』(TBS系/毎週火曜23時56分※一部地域をのぞく)がいよいよスタート。悪魔のように非情なモンスターに人生を狂わされた女性の、命を懸けた壮絶な復讐を描く本作。顔を整形して身分を偽り復讐のためだけに生きる主人公(佐々木)、天使のような明るい笑顔の裏で平然と殺人も犯すモンスター(渋谷)とそれぞれ新境地に挑む2人に話を聞くと、劇中のバチバチぶりとは正反対な笑顔あふれるインタビューとなった。 【写真】紗智子&麗奈のヒリヒリ感とは正反対! 佐々木希&渋谷凪咲、笑顔あふれる仲良しショット 高校時代、「人殺しの娘」と揶揄されていた橘紗智子の唯一の味方となってくれた花井麗奈。だが、麗奈の天使のような優しい笑顔の裏には、人を簡単に殺めてしまう殺人鬼の顔が潜んでいた。紗智子とその父に殺人の罪を着せ、紗智子の父の命をも奪った麗奈。 それから14年、顔も過去も全てを変えた紗智子は、新米母となった麗奈と再び対峙する。「生き地獄を味わわせてやる」と、紗智子はベビーシッターとして麗奈の家庭に入り込む。復讐に人生を捧げた一般人は、モンスターを破滅に追い込むことができるのか? 挫折と葛藤を繰り返す、壮絶な復讐劇が始まる。 ――本作のオファーを聞かれた時のお気持ちはいかがでしたか? 佐々木:台本を読ませてもらったところ、すごく面白くて止まらなくなりました。これまでこうした役どころを演じたことがなかったので、大きな挑戦になると思い、オファーをいただけてよかったなと思いました。 渋谷:佐々木さんとご一緒できた上に復讐される相手になれるなんて、夢でも想像してないようなお話だと思いました。今までの復讐劇とは違う怖さと面白さが詰まっている作品だと思うので、とても頑張りたいなと思いました。 佐々木:タイトルにもインパクトがあって。新しいタイプの復讐劇です。 渋谷:本当にタイトルのままですよね。紗智子の気持ちでもあり、麗奈の気持ちでもある。お互いそう思い合っていて、結果どうなるのか?っていう。 ――それぞれ演じられるキャラクターの印象はいかがですか? 佐々木:紗智子は本当に普通の人間らしい優しい心を持った人物なので、復讐する気満々なんですけど、麗奈を目の前にしたらドキドキしたり怖さを感じたりと、復讐する側がずっと振り回されているんです。監督とも相談しながら、視聴者の皆さんに「紗智子がんばれ!」「そんなんじゃばれるよ!」と応援してもらえるようなギリギリのラインを攻めたいと思い、日々演じています。 私自身殺されかけたこともないですし、復讐したいなと思ったこともないので、共感というのはなかなか難しいのですが、怒りの感情を抱いた時の気持ちを膨らませるなど、なんとか共通点を見つけて、引き出しを引っ張り出しています。 ――渋谷さんはいかがですか? 渋谷:しゃべるリズムやトーン、表情や雰囲気などを変えずに、今のこの感じでやってほしいと言っていただいたんです。インパクトのある役なので気合いを入れてやらなきゃと思っていたのですが、仕掛けようという思いが見えたら逆につまらないかなと。麗奈のやっていることはひどいにしても、これ面白そう!と、クスって笑うような仕草や表情も多く、感覚としてはちょっといたずらでやっちゃってる感じ。自分の人生で経験できないことを楽しんでやっています。 麗奈は人の気持ちがわからなくて、「なんでこんなことすんねん!」とまったく共感できないけど、台本を読み進めていくと、麗奈に心を持っていかれている自分もいました。最初に読んだときの感覚を忘れずに、なるべく作らずに自然体に自分が思う感覚で麗奈を演じていけたらいいなと思っています。