第94回選抜高校野球 天理、つかんだ春 目指すは日本一(その1) /奈良
<センバツ2022> 第94回選抜高校野球大会の選考委員会が28日、オンラインで開かれ、天理の出場が決まった。3年連続26回目の選出。同校は校内で新型コロナウイルスの陽性者が出たため休校中で、選手らの姿はなかったが、戸井零士主将らが喜びのコメントを寄せた。組み合わせ抽選会は3月4日にオンラインで、大会は同18日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる。【吉川雄飛、広瀬晃子】 午後3時半ごろ、緊迫した空気が漂う中、会議室の電話が鳴った。受話器を取った竹森博志校長は、大会本部から「出場決定」を伝えられると「推薦していただき感謝しております。ありがたくお受けします」と応じ、ほっとした表情を見せた。 竹森校長は出場決定を受けて取材に応じ、「選手たちに直接伝えられず残念。2年前や昨年のチームと比べるのではなく、主将を中心に今年のチームらしいはつらつとしたプレーを見せてほしい」と期待を寄せた。 同校には、毎日新聞奈良三重専売会から花束とボール、選抜出場を伝える毎日新聞の特別号外が贈られた。霜村寿志副会長は「頑張ってください」と激励した。