阪神・近本 初回電光石火打 連発の呼び水「点数が入ったので良かった」
「DeNA10-4阪神」(3日、横浜スタジアム) リードオフマンとしてハマっている電光石火の攻撃パターンを決めた。阪神・近本が初回先頭で右前打。中野の犠打で進塁し、連発の呼び水となった。後半戦8試合のうち、近本が出塁し中野が送って、初回得点につなげたのは5度目。「結果的に点数が入ったので良かったです」と果たした仕事を静かに振り返った。 【写真】オースティンに2被弾のバッテリー 投手交代を告げる岡田監督の表情が険しすぎ 初回は吉野の2球目直球をはじき返して一、二塁間を破った。三回にも先頭で打席を迎え、ファウルで粘って7球目のカットボールをとらえた。投手の足元を抜ける快打で出塁。マルチ安打をマークすると、中野の2球目に今季13個目の盗塁を決めた。 打って、走って、らしさを発揮したが、守りでらしくないプレーが出た。同点で迎えた七回2死一、二塁の場面だ。二遊間を抜けて適時打となった佐野の打球を、三塁へ悪送球。6点目を献上して相手をノリノリにさせる、痛恨のエラーとなってしまった。 初回3点先制も追いつかれ、逆転されて連勝は8でストップ。3カード連続の勝ち越しをかけて、4日のDeNA戦を戦う。「いつの試合も大事だと思ってるので。大事やね」。快進撃が小休止しても、一戦必勝の気持ちは変わらない。