県武道館の基本設計 工事費約88億円 2027年度中の開館目指す
KNB北日本放送
建設費の高騰などを理由に計画を見直していた県武道館について、県はきょう、基本設計を発表しました。 建設工事費はおよそ88億円で、2027年度中の開館を目指すとしています。 新田知事はきょう富山市の県総合運動公園に建設予定の県武道館の基本設計を発表しました。 延べ床面積はおよそ1万1200平方メートル、地下1階と地上1階の2階建てとなっています。 地下には、大規模な武道大会やそのほかの競技でも使える主道場と、日常の稽古などに使う武道場があり、地上1階には主道場の観客席がおよそ1500席設けられます。 主道場の屋根は隣接する屋内グラウンドとの調和を図りドーム状にして、武道場の屋上を緑地化して、周辺と一体的な芝生広場にします。 建設工事費は、現時点で88億円あまりを見込んでいるということです。 新田知事「予約の入っていないときには、様々な用途に使えるように 幅広く県民のみなさまニーズにお応えしていければというふうに考えています」 県武道館をめぐっては資材価格の高騰などから建設費が上振れし、当初の計画から設計や建設地が変更となっていました。 県は来年度中に着工し、2027年度中の開館を目指すとしています。