あす決勝!全国高校サッカー長崎県大会 長総大付・10度目優勝なるか…創成館・堅守と粘りで勝負
サッカーの第103回全国高校選手権長崎県大会最終日は17日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で長崎総合科学大付-創成館の決勝が行われる。両チームの決勝対決は3年ぶり。長総大付は2年連続10度目、創成館は4年ぶり2度目の優勝を狙う。午後0時40分キックオフ。 今季、両チームは公式戦で対戦しておらず、直接対決は前回大会の準々決勝までさかのぼる。その時は長総大付が5-1で圧倒して、そのまま頂点へ駆け上がった。 第1シードの長総大付は、佐世保実との3回戦、海星との準々決勝ともに先制点を許したが、県内随一の攻撃力を発揮していずれも逆転勝ち。九州文化学園との準決勝は前半2分にFW坂本のゴールで主導権を握ると、3-1で快勝した。今大会はここまで3試合で9得点を挙げており、このうち坂本が4得点。ボランチのMF髙橋は運動量が多く、左サイドのMF松下らが素早い攻撃でチャンスをつくる。V2へ向けて準備は整った。 創成館は伝統の3バックを中心にした堅守と勝負強さが持ち味。ウイングバック2人が最終ラインまで下がり、5人で守備を固める。攻撃パターンも多彩で、ここまで5人の選手で8ゴールを記録。鋭い動き出しから好機を広げるワントップのFW浦田を軸に、シャドーのMF坂本、主計が連係して相手を崩していく。今大会は準々決勝で長崎南山を3-1で下すと、V候補の国見を倒してきた鎮西学院との準決勝も2-1で競り勝った。 長総大付は得意の激しいプレスから前線に質の高いボールを送れるか、創成館はセカンドボールや球際でどれだけ粘れるかが焦点。長総大付の主将のMF宇土は「選手権に出場するために集まった仲間。チーム一丸で頂点を取りにいく」、創成館の主将のMF田原は「相手を意識し過ぎずに強気で挑むことが大事」と気合が入っている。 決勝の観戦は有料(小学生以下は無料)で、当日券は大人700円、中高生500円。