チェックアウト時、ベッドは乱れたままでもOK？（画像はイメージ）

　ホテルのチェックアウト時に、「ベッドが乱れたままだと恥ずかしい」と思い、ベッドをきれいに整えるべきか迷ったことはありませんか。ネット上では、「チェックアウト時にベッドを乱れたままにしておくのはNG」「客がベッドを整えると逆効果」という内容の情報があります。 【ひと目で分かる！】これがチェックアウト時に注意すべき“ポイント”です 　チェックアウト時、ベッドはきれいに整えておくのが望ましいのでしょうか。それとも、宿泊客がベッドをきれいに整えるのはありがた迷惑なのでしょうか。チェックアウト時のベッドの扱い方のほか、シーツを汚してしまった場合に取るべき対応について、アパグループ東京本社（東京都港区）とスーパーホテル（大阪市西区）の担当者にそれぞれ聞きました。

客側の気遣いは不要

　アパグループ東京本社・品質管理室の担当者は、チェックアウト時のベッドの扱い方について、「お客さまのチェックアウト後は、スタッフが必ず客室内の清掃を行うため、ベッドは使いっ放しの状態でチェックアウトしていただいて構いません」と回答。 　客がベッドを整えることで、ホテル側にデメリットが生じるかどうかについては、「お客さまがベッドを整えることで、当社にデメリットが生じることはございません。せっかくの滞在ですので、チェックアウトまでゆっくりされる意味でも、お気遣いいただかなくて結構です」と教えてくれました。 　なお、宿泊時に飲食物や子どものおねしょなどでシーツを汚してしまった場合は、速やかにフロントまで連絡するよう、求めています。状況に応じて、ベッドパットやシーツの交換といった対応を行うということです。 　担当者は、「一部のアパホテルでは、サービスの一環として、使い捨てのおねしょシーツをフロントでご用意しております。ご希望の際はフロントまでお声掛けください」と、子連れの宿泊客向けのサービスを紹介してくれました。

シーツに忘れ物が巻き込まれていることも

　スーパーホテルの担当者も「お客さまのチェックアウト後、客室の清掃担当者が新しいシーツに取り換えるため、布団やシーツをきれいに整えていただく必要はございません。また、使用済みのパジャマも洗濯するため、畳まずに置いたままで構いません」と述べました。客がチェックアウト時にベッドを整えても、特に問題はないということです。 　一方、「お客さまの忘れ物がシーツに巻き込まれていることが多いので、お忘れ物がないよう、ご注意いただけますと幸いです」と、チェックアウト時は客室内に忘れ物がないかよく確認するよう、アドバイス。 　宿泊時にシーツを汚してしまった場合については、「念入りに清掃するなどの特別な対応が必要なことがあるため、チェックアウトの際にフロントに一言お声掛けいただけますと大変助かります」と呼び掛けています。 　チェックアウト時に、宿泊客がベッドをきれいに整える必要はないということです。ただ、宿泊時にベッドのシーツを汚してしまった場合は清掃が必要な場合があるため、そのまま放置せず、すぐにフロントに連絡するようにしましょう。