父子で競い合い厳冬の海で学んだセーリング 富沢慎選手が“空を飛ぶような”新ボードに20kgの体重増で臨むパリオリンピック
「冬の海だったり、結構厳しいコンディションの中で、練習というか、ほんと楽しんでやってこられたので…」 「冬の海、寒いですよ。とんでもなく寒いですけど、でも、それだけ、そんな海でも出たいと思うくらい好きだったんで…」 柏崎市のご実家で、父親の仁さんにもお話をうかがいました。 そこで見せていただいたのは、中学生の頃の富澤慎選手の写真。 競技経験者でもある仁さんと親子でセーリングをしています。 【富澤仁さん】 「一緒に本当に楽しみましたね、新潟の海で」 「高校1年までかな…。高校1年までが親父と一緒に競争できる状態だったんですけど、その後は完全に、せがれの方がリードして…」 親子で競い合いながら成長を続けてきた富澤慎選手。 北京オリンピック大会(10位)がこれまでの最高成績ですが、パリ五輪でさらに上位を目指すにあたり「まずは決勝レースに進むこと」と話しています。 そこからは、これまでとは違う新たなチャンスが広がるというのです。 【富澤慎選手】 「新しい種目になって、決勝レースに進めば今まで加算されてきたポイントが一旦リセットされて一発勝負の決勝になる。いくらでもチャンスが眠ってる新ルールもあるので、そこを狙っていきたいなと思います」 5大会連続となるオリンピックに挑む息子に、「いい成績を残して、“次も”目指してもらいたいと思います」と、父親の仁さんもエールを送っていました。
新潟放送