「ヤバかった」デキる後輩たち...ドラ1、2の逸材たちとの切磋琢磨した日々が「大きな分岐点だった」帝京大の3年生右腕が全国大会で好投!<準硬式・全国大会(清瀬杯)>
<清瀬杯第56回全日本大学選抜大会:帝京大13-5名古屋商科大>◇1日◇1回戦◇札幌市営円山球場 【一覧】進学もしくは社会人志望の選手 1日より北海道で開幕した清瀬杯第56回全日本大学選抜大会。札幌市営円山球場の第2試合では帝京大が20安打13得点で打線が爆発し、名古屋商科大を13対5で下した。 4回に7番・青木 裕大外野手(4年=実践学園出身)らの適時打で3点を先制すると、先発した宮島 英輔投手(3年=帝京三出身)が好投。7回1失点の好投で名古屋商科大を封じると、8回には一挙8得点でダメ押し。13対5で帝京大が勝利した。 ミットに収まる乾いた音を聞くたびに、「重そうな球を投げているな」と何度も感じた。 帝京大の背番号17・宮島は、力強い速球を軸に、名古屋商科大を相手に7回5奪三振1失点に封じる投球で、チームに勝利をもたらした。 高校時代は山梨県内の強豪・帝京三で活躍していたが、そのまえは名古屋市に活動拠点を置く中学軟式野球クラブ・東山クラブでプレーした実績を持っている。 先日開催された第41回全日本少年軟式野球大会ENEOSトーナメントで優勝し、日本一に輝いた強豪チームで中学3年間を過ごした。 「当時、自分たちが達成したベスト8が最高成績だったので、凄いですね」とやや悔しそうにしていたが、当時はショートの2枚目。控え選手だったが、チームの戦力としてプレーしていた宮島にとって、大事な3年間だったと振り返る。 「当時の自分は、とにかくチームメイトに対してライバル意識がありました。だから、日々切磋琢磨していましたので気づきませんでしたけど、次元の違う凄いところにいたと思います。 『大会で負ける気がしない。負けないだろう』って思う選手ばかりが集まっていたし、指導者からも『全国はレベルが高いぞ』って口酸っぱく言われ続けていました。 しかも、それをしっかり全国の舞台で実感できた。中学生で考えれば凄い経験だったと思いますし、野球人生で考えても、大きな分岐点だったと思います」