普通列車車輪付近の機器カバー紛失 JR今治駅の出発前点検で気付く(愛媛)
JR四国は10日、予讃線の午前6時49分今治発伊予市行き普通列車(2両、乗客約100人)の出発前点検で、車輪付近にあるモーター制御機器のカバー1個がなくなっていたと発表した。安全上の問題はないと判断し、通常運転後に松山運転所車両基地(伊予市)で予備を取り付けた。発見に至っていないが「脱線などの重大事故にはつながらないと考えている」としている。 同社によると午前6時25分ごろ、乗務員が今治駅で先頭車両を目視点検中、3個並んだカバーのうち中央の1個が外れているのを発見した。カバーは繊維強化プラスチック(FRP)製で縦約49センチ、横約17センチで重さ約3・75キロ。取り付け部の固定金具は破損しておらず、9日午後1時半ごろの点検では異常はなかった。制御機器に水などが多少入っても影響はないという。
愛媛新聞社