8月3日に幕張ビーチ花火 千葉市、2万発用意 砂浜エリアに車いす席新設
千葉市は、真夏の風物詩「幕張ビーチ花火フェスタ(千葉市民花火大会)」を幕張海浜公園(美浜区)で8月3日に開催すると発表した。今年は、砂浜エリアに車いす使用者用の観覧席を新設する。無料招待席への応募は5月20日まで受け付け中。有料観覧席は5月24日から販売する。 市観光MICE企画課によると、今年は国内最大級の約2万発を用意。海面に向け打ち上げる恒例の「海上花火」のほか、ご当地キャラクターのちはなちゃんをかたどった創作花火などを打ち上げる。 砂浜エリアに設ける車いす使用者用の観覧席(有料)は、砂浜で車いすが乗っても沈まない特殊なマットを観覧場所などに敷いて実現。昨年度行った実証実験でモニターから「会場まで混雑して車いすで移動しづらい」との声があったことから、今年は車いす用の通路も設けるという。 有料観覧席は計約3万3千席。このほか事前応募で当選した3万7500人だけが入場できる無料の招待席も設置する。混雑緩和のため当選者以外の会場周辺での観覧は控えてもらう。市は、抽選に漏れた人向けにケーブルテレビでの生放送も行う予定。 定例記者会見で神谷俊一市長は「障害の有無にかかわらず同様に市民生活を送ってもらいたいとの思いで砂浜の車いす席を設けた。千葉の海辺を彩る特別な夜をぜひ楽しんで」と呼びかけた。 詳細や事前応募は同フェスタホームページ。