練習する高田（撮影・中村　和也）

　3人制バスケットボール男女日本代表が23日、都内の味の素NTCで実施中の合宿を報道陣に公開した。5月3日から宇都宮で行われるパリ五輪予選で8チーム中1位になると出場権を獲得する。出場権を逃した場合は5月16日からハンガリーで開催される同予選で16チーム中3位以内を目指すことになる。 　女子代表の高田静（27＝ENEOS）は「ディフェンスでやられないところや、リバウンドでやられないところの基準をどれだけ上げられるか」と合宿のテーマについて語った。その上で「選手同士でコミュニケーションをとることが大切」と明かした。 　普段は5人制としてプレーする。所属するENEOSはWリーグプレーオフ準決勝でデンソーに敗れ、悔しい思いをした。3人制については「（選手との）接触が5人制より多い」と吐露。合宿中に大学生とゲームをしたときには「バテてしまった」と課題を口にした。 　5人制の女子代表は2月に3大会連続6度目の五輪出場を決めた。高田は「映像で見ていた感動した」と素直な気持ちを語った。3人制では宇都宮で五輪出場権獲得を目指す。「日本らしく小さくても速さで勝っていく、面白いバスケットを、いろいろな人に見てもらいたい」と堂々と語った。