【漫画】お嬢様が公立共学高校へ転校して世間を学ぶ物語に「みんな個性強すぎ」「ズレズレお嬢様は大好物です」の声
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、webアクションにて連載中の『夢ヶ原さんは夢見がち!』の第8話『女子校育ちお嬢様が初めて共学へ行く話』を紹介する。作者の砂履シンシャさんが、8月2日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3.4万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、砂履シンシャさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。 【漫画】どこかズレたお嬢様が“世間”を学ぶために転校した共学校のメンツが個性的過ぎる「化学反応起きてますね」 ■世間知らずのお嬢様が世間を知るために公立共学高校へ… 輝光院寧々は輝光院財閥の娘で、勉学に秀でている女子高生。しかし親から手塩に“かけられすぎた”彼女は世間と大きくズレてしまった模様。そこで父親は彼女を現在通っている聖ヘレナ女学院を退学させ、公立の共学高校へ通わせることにした。 「聖ヘレナ女学院から転入いたしました。輝光院寧々と申しますわ」と丁寧にあいさつする寧々に、ザワつくクラスメイトたち。明らかに世界観が違うため、戸惑っているのかもしれない。そのなかで担任からの指示を受け、風紀委員の朝切真が寧々を学校案内に連れ出すことに。秩序を守るために廊下でお菓子を食べる生徒を注意し、不純異性交遊を働きそうな生徒を叱る朝切。 突然共学へ通うことになって“ひったくりに遭うのでは”と謎方向に警戒していた寧々も、朝切の姿勢に「思っていたよりはマシかもしれませんわ…」と安心。しかしどうやら寧々も、父親が強引な行動を起こすだけの“ズレ”を持っている人物のようで…。 この漫画を読んだ人たちからは、「みんな個性強すぎ」「化学反応起きてますね」「パパンの判断ミスっぽいな」「ズレズレお嬢様は大好物です」など、多くのコメントが寄せられている。 ■“いかにもなお嬢様キャラ”な描写に注目 ――『女子校育ちお嬢様が初めて共学へ行く話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 『夢ヶ原さんは夢見がち!』という商業連載漫画の途中の話として制作しました。新キャラが転入してくることで、新規の方からも読みやすいようにお話を作ることを意識して制作いたしました。 ――聖ヘレナ女学院を退学して、公立の共学高校に転校すると言われた時の寧々の表情が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。 お嬢様キャラという設定にしているので、昔の少女漫画でよく見られた、白目になっている驚きの表情を意識しながら描きました。随所でお嬢様らしさを出すべく、小指を立てる仕草を描写したりしていかにもなお嬢様キャラを演出しようとしました。 ――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 やはり冒頭の1、2Pでしょうか。連載作とはいえ、新規の人にも読めるようにというところを意識しました。お嬢様な女学院で生活を送ってきていた子が普通の共学に転入させられるという漫画の入りはやはり気になる!と思わせられる要素かなと思ったので、その情報が伝わるように描きました。 ――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。 日々の生活のちょっとしたことを妄想で膨らませていることが多いです。例えば自販機で何か飲み物を選ぶ時、この気温で喉が乾いてる状況で、このキャラだったら何を選ぶかな?とか、そういった些細なことから、このキャラだったらどういう選択をするか?という妄想は常にしています。なので、平たくいうと常に日々妄想しているので、そこから着想を得ています。 ――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。 引きで見て、できるだけ線の印象が受け取りやすいようにしようと思って描いています。具体的にいうとキャラの一番外側の線は太く、内側は細くしてぱっと見でどこに重要なキャラがいるかはすぐ認識できるようにしようとしています。 ――今後の展望や目標をお教えください。 今は複数の出版社で複数の連載を持っているのですが、今後は一つの出版社で週刊連載を一本もつような作品の作り方をできるようにしていきたいと思っています。 ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします! いつも応援ありがとうございます!今後もたくさん作品を描いてきますので、ぜひ今後も作品をチェックしてくださるととても漫画を描く励みになります!