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アメリカにある動物園の飼育係が誤ってゴリラの囲いの中に閉じ込められた瞬間を捉えた恐ろしい映像がSNSで拡散。大きく注目され、ユーザーから様々な意見が寄せられている。 【動画】195kgの大型ゴリラの囲いの中に閉じ込められた飼育員

オスゴリラの飼育所に誤って閉じ込められる...

アメリカ・テキサス州にあるフォートワース動物園で、2人の女性飼育係が誤ってオスのシルバーバックゴリラと一緒に囲いの中に閉じ込められてしまい、興奮したゴリラとの戦慄の瞬間が動画に捉えられている。 People誌によると、飼育されていたのは「エルモ」と呼ばれるシルバーバックゴリラ。攻撃性があるとして知られ、通常、体重は「約430ポンド（195kg）」、身長は「5フィート（1.5m）」の大型のゴリラだ。 この様子を目撃したのは、同動物園で警備員と働いているというベンさん。彼が先日、TikTokに当時の様子を捉えた動画を投稿。映像は2023年秋に撮影されたものだという。「フォートワース動物園のエルモの飼育場に2人の飼育係が取り残された衝撃的な瞬間」とキャプションが添えられ投稿された動画には、ゴリラから逃げようとする飼育員の姿が捉えられていた。

戦慄が走る...恐怖の瞬間を捉えた映像

動画は、逃げる飼育員とその後ろを走るエルモが映された瞬間から始まっている。1人の飼育員は無事に、奥にあるドアがあるスペースに辿り着くことができたが、もう一人はドアから離れた位置で固まっている様子。女性はエルモと距離をとりながら彼から目を離さない。エルモも彼女の方を見つめ、様子を様子を伺っているように見える。 その恐ろしい様子を目の前に、当時居合わせた人々から「神よ、彼女を助けたまえ。神よ、この子をお守りください」という祈りの声が動画外から聞こえる。 その後、エルモは唐突にドアとは離れた方向へ走り出し、その隙を見て無事に彼女は逃げ出すことができた。

どうしてこんなことに？

この動画はSNS上で大きく拡散され、ユーザーからは様々な意見が飛び交った。そのうちの多くは、「彼は、女性飼育員達が自分に餌を与え、お世話をしていることを知っていた。動物はとても賢い。彼はただ、なぜ彼女たちがそこにいるのか不思議だったんです。彼はいい子！」「エルモは優しい心の持ち主で、誰かを傷つけようとはしていない。自分の領域を守るために少しは興奮していたのかも」など、とエルモに対しての肯定的なものが多かったようだ。 さらに動物園のマーケティング・広報部長であるエイブリー・エランダー氏は、The Fort Worth Star-Telegram誌に対し、この事件は「飼育員のミス」によるものだと語った。 「動物園の飼育員は毎日、ゴリラの群れを屋内の飼育所に移動させ、その間に飼育員が動物たちの昼食を屋外に置くようにしています。しかしその日、飼育員のミスにより、職員はエルモが屋外ににいることを知らずに入ってしまったのです」 そして「動物園の飼育員は毎日これらの動物たちと一緒に働き、訓練しており、彼らの知識と専門知識のおかげで、彼らは冷静に状況を判断し、安全にその場から出ることができました」と続けた。飼育員とゴリラの間に物理的な接触はなく、すべてのスタッフや動物は無事だったという。